「どこかにマイル」で、北海道の帯広に旅してきました。北海道のおいしい食べ物はいっぱいありますが、ここ帯広で生まれたのが「豚丼」です。
豚丼とは
豚丼(ぶたどん)とは、北海道帯広で昭和初期に誕生した郷土料理です。北海道を開拓した方々にとって、牛は牛乳、馬は馬力、豚は食料として、彼らの生活を支え、特に寒い北海道で体を温める食べ物、栄養食として豚が食べられるようになったとのことです。
帯広駅前にある「ぱんちょう」の創業者が、うな丼をヒントに、砂糖醤油の甘辛いタレで味付けした豚肉をご飯の上にドンっと乗せた豚丼を作ったのだそうです。元祖のお店として「ぱんちょう」は、今も行列のできるお店のようですね。
タクシーの運転手さんが「ぱんちょうはおすすめできない。なぜならば、お味噌汁が別メニューだから。」と言っていたので(笑)、今回はぱんちょうさんには伺いませんでしたが、別のお店の豚丼を体験してきました。(ちゃんとお味噌汁付き)
豚丼のぶたはげ
「豚丼のぶたはげ」ってすごい名前ですよね。帯広駅にあるエスタ帯広 西館をウロウロしてるときに見かけた店名に驚いて入ってみました。
お持ち帰りのお弁当もあるのですが、お店に入って食べます。カウンターには6席、2人がけのテーブルが3つ程度のこじんまりしたお店ですが、回転が早くそんなに待つことはなさそうです。
カウンター席に座り、注文をしてから厨房で焼き始めます。炭火焼らしく、香ばしいいい香りが流れてきました。
注文から5分ほどで豚丼が出てきます(冒頭で使った写真を再利用)。
このいい色に焼けた豚肉、つやつやの醤油ダレ、鮮やかな色のグリンピースが食欲を刺激します。お味噌汁と沢庵もセットで付いた豚丼(4枚入り)は960円です。お子様用の2枚、お肉いっぱいの6枚入りのものがありましたが、ご飯もしっかり入っているので4枚入りで十分でした。
香ばしい香りとしっかりめにかかった胡椒の刺激が舌と鼻をワクワクさせます。タレも甘すぎず、辛すぎず(しょっぱすぎず)で良いバランスで、一気に食べることができました。大変おいしかったです。
こちらの「豚丼のぶたはげ」は本店とのこと。
営業時間は、10:00 - 20:00なのでお昼ごはんでも夜ごはんでも良い感じです。おひとりでも気軽に入れるお店なので、出張の人も行きやすいですよね。
十勝川温泉行きのバス停を探す
この日の宿泊は、元気のないと話題の十勝川温泉でした。元気がない理由は以前の記事をどうぞ。
帯広駅のバスターミナルからバスで十勝川温泉に行けるのは、ホテルのアクセス情報で知っていたので、バスターミナルに来たら、思いの外広くて困惑します。
バスターミナルの案内所で聞こうと入ったら、とてもキレイな案内所でした。今年5月に「バスターミナル おびくる」としてオープンしたそうで、バスの案内や乗車券の販売だけでなく、レンタサイクルや観光情報の発信もしている、観光客にはとても嬉しい施設でした。待合の椅子も多くて、ちょっと早めに行っても室内で待てるのでいいですね。
十勝川温泉へのバスが無料でした
「バスターミナル おびくる」には、十勝バス、拓殖バスなど複数のバス会社の窓口がありました。『十勝川温泉行きは、たしか十勝バスだったはず』くらいの感じで、窓口に行き、乗り場を訪ねました。
私:十勝川温泉行きの乗り場はどこですか?
窓口の人:6番乗り場ですよ。宿泊ですか?
私:はい、宿泊です。どうもあり…
窓口の人:宿泊の人は、無料券がありますよー。
私:え!ホント!!うれしい!!!(喜びすぎ)
窓口の方に、宿泊先のホテルを伝えると無料の乗車券を出してくれました。片道500円がこれで無料になります。帯広駅に戻ってくる時もホテルで乗車券を渡してくれるそうです。
何も知らずにバスの乗り場を知っていれば、乗車券をもらうことなく温泉に向かっていたと思うので、思わぬプレゼントのようなものになってよかったです。
ただ、詳しいことを知らなかったので、バスに乗ってから調べてみました。
路線バス無料キャンペーン【宿泊者限定】
実施期間 | 2018年4月1日〜2019年3月31日 |
対象宿泊施設 | 笹井ホテル、観月苑、ホテル大平原、第一ホテル、三余庵、国際ホテル、ホリデーイン十勝川、富士ホテル、とかち宿田園 |
宿泊施設は対象が決まっているのですね。十勝川温泉にあるホテルの多くが対象のようです。日帰り入浴も多くのホテルで実施していますが、日帰りの方は対象外なので、お気をつけください。
詳しくは、十勝川温泉観光協会の公式サイトをご覧ください。
ちなみに、バス停ですが大きなホテルは路線バスも停留所としているようです。このため、ご利用の宿泊施設によってはホテルの入り口付近で降りることができます。路線バスが停まる宿泊施設は以下の通りです。
- 第一ホテル
- 観月苑
- 笹井ホテル
- ホテル大平原
そのほかの宿泊施設にお泊まりの場合は、どの停留所で降りたら良いのか事前に調べておきましょう。私は「十勝川温泉」という停留所で降りて、各々泊まるホテルに向かうもんだと思っていましたが、「十勝川温泉13号」や「十勝川温泉南」などの名前の停留所があって驚きました。どこで降りたらええかわからんやん…。たまたま、宿泊先が停留所でしたので迷いませんでしたが、移動手段もいい加減に調べていたことをちょっと反省しました。
さて次は、ホテルに向かいましょう。