今度JALのどこかにマイルで決定した帯広へ観光しに行くことになりました。温泉好きとしては、温泉にも行かなければいけないので、帯広の温泉を知ることから始めます。
帯広の温泉といえば、モール泉
帯広市とその周辺では、「モール泉」と呼ばれる植物起源の有機質を含んだ温泉が湧いています。東京でも大田区あたりが有名で、黒湯とも呼ばれていますよね。帯広市周辺のモール泉と東京で湧いている黒湯との違いは、温度でしょうか。東京の黒湯はほぼ水風呂に対し、帯広駅周辺は50℃前後、十勝川温泉周辺は55〜60℃の高温のお湯が湧いています。
モール泉は、鉱物性温泉より珍しいため、十勝川温泉のモール泉は北海道遺産にも平成16年(2004年)に選定されました。かつてはアイヌの人々に「薬の沼」と呼ばれていたとの記録もあるそうですよ。色も茶褐色で、少しとろみもあるそうなので、薬の沼って表現はとてもいいですよね。薬の沼と言われているだけあって、美肌の湯とも呼ばれるモール泉は、保湿効果もあるので乾燥する季節にはとても良いお湯ですね。
十勝川温泉も元気ないです
2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震は、停電などの影響もあり、北海道全体の観光業に大打撃を与えました。十勝川温泉でも、ちょうど秋の紅葉シーズンだったため、約10,000件の宿泊予約のキャンセルが発生したそうです。大変なことですよね。
北海道全体で「元気です北海道」キャンペーンもやっていて、「元気です〇〇」みたいな同じようなコピーでそれぞれの地域が復興キャンペーンをしているようなのですが、似ているコピーなので目につかないよね!とのことで、熊本地震の際の別府温泉の広告を参考に、「元気ないです 十勝川温泉!」の自虐とも言えるポスターを公開しました。
※十勝川温泉観光協会から画像をお借りしました。
じゃあ、十勝川温泉に行こう
というわけで、十勝川温泉で一泊してくることにしました。今なら、北海道全体で北海道胆振東部地震の復興支援で割引もしていて、十勝川温泉では「音更ふっこう割り」という割引が始まっています。
いかんせん、ギリギリまで動かない私は宿泊の数日前に予約をとるという暴挙に出ています。このため、あまり宿泊施設の選択肢がなく…次のうちのどこかに宿泊をしようと思っています。
ホテル大平原
ホテル大平原では、ホテルに農場があり、そこで生産された野菜などを使った料理を食べることができるそうです。もちろんお風呂は、モール泉。日帰り温泉もやっている大きめのホテルです。
笹井ホテル
十勝川のそばにある笹井ホテルは、創業80年の老舗ホテルです。露天風呂や檜風呂だけでなく、ジャグジーやサウナなどもありお風呂でのんびり過ごすに良いのではないでしょうか。日帰り温泉もやっている、中規模のホテルです。
十勝川温泉 観月苑
2018年6月にホテルの一部をリニューアルした中規模なホテルです。夕食も朝食も十勝の食材を使ったブッフェスタイルが人気のホテルです。もちろん温泉はモール泉で、日帰り温泉もやってます。
国際ホテル 筒井
このホテルの良いところは、モール泉だけでなくラドン泉も楽しめるところではないでしょうか。ちょっとだけ十勝川温泉からは距離がありますが、2つの温泉が楽しめるので、おすすめですね。
十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭
スパ・スイートでより上質で贅沢な体験ができる豊洲亭と伝統とモダンリビングが融合された和風モダンの部屋で過ごせる豆陽亭と、過ごし方が異なるお部屋が用意された大きなホテルです。比較的リーズナブルな料金から、ちょっと良いお部屋で過ごせる料金まで幅広い価格設定なので、お財布と相談してプランが選べるのが良いホテルですね。
十勝川温泉まとめ
十勝川温泉はモール泉で、昭和初期から温泉街として開発されていたため、古くから営業しているホテルが多いようですね。建物自体はリニューアルされていたり、増築されていたりするようですが、古さが否めないホテルもあるようですが、温泉を楽しめるだけでなく、食材豊富な北の大地のため、食事も楽しめるホテルも多いのが特徴なのではないでしょうか。
紅葉が終わりかけで、雪が降る前のギリギリのタイミングではありますが、観光客が減ってしまっている今が、十勝川温泉でのんびりできるチャンスではないでしょうか。
私はどこかにマイルで行く予定ですが、皆さんも帯広旅行を計画してみてはいかがでしょうか?