前日の帰宅時は土砂降りで、這々の体でホテルに戻り、しっかり眠りました。2日目は9時にしゲートで予約を取っていたのですが、シャトルバスの予約が取れず、東ゲート11時に変更しました。ちょっと前日の疲れが残っていたので、良いということにします。
北欧館
この日は、夕方に予約が入っているので、のんびりとパビリオンを回る予定です。
北欧館は、デンマーク、フィンランド、スコットランド、ノルウェー、アイスランドの5カ国の共同パビリオンです。北欧デザイン、IT/デジタル、サスティナビリティが主な内容で、モニターの前の指定の場所に立つと、解説が流れるような展示でした。天井からは、白い布状のものが下がっていて、それが廃棄予定だった米をライスペーパーとしたとのこと。過去には争いもあった国々ですが、今は手を取り合って、デジタルやサスティナビリティで協力し合う国の展示は考えさせられるものでもありました。
北欧館のレストラン「The Nordic Food Bar」
北欧館の3階にはレストランがあります。30分ほど待ちましたが、メニューを見せてもらったりしながらだったので、そんなに気にならずに待てました。一人で入ったので、複数人の方より先に席に通してもらえました。なお、こちらは外です。パラソルはあるものの、風の強い雨の日は少々濡れると思います。
座席を取って、レジに注文するフードコートスタイルです。私は、コーヒーとミートボールのスモーブロー(オープンサンド)とカレリアンピーラッカを注文しました。
スモーブローはコールドミールですが、野菜がたっぷりでミートボールも優しい味わいでした。久しぶりに食べた北欧のライ麦パンもおいしく、日本でも手軽に帰るようになれば良いのにと思いました。カレリアンピーラッカはパイ生地の上にミルク粥が乗ったもので、バターエッグをさらに乗せて食べるフィンランドの伝統的な料理です。こちらもおいしかった。バターエッグが最高に美味しかったです。
チェコ館
チェコ館にも行きました。並んでいる間、お隣のNull²の不思議な動きや音を見聞きしていました。不思議なパビリオンです。
チェコは美術やアニメなどが有名だと思うのですが、今回の展示は現代美術とボヘミアンクリスタルが多く展示されている回廊状のパビリオンでした。時々、昔の美術品などがチラ見えする感じで、ポスター画などが有名なアルフォンス・ミュシャの像が展示されていました。この「岩に座る裸婦」ですが、大阪府堺市にあるアルフォンス・ミュシャ館にも現在片割れが展示されています。時間があれば、堺のアルフォンス・ミュシャ館にも行って、貴重な大阪府での共演を見てもいいと思います。(ミュシャ館の方は、8/17までかも)
トルクメニスタン パビリオン
万博が始まった時から話題になっていたトルクメニスタンのパビリオンにも行ってきました。まず外観の美しさに見惚れます。
当初は日本語での説明が少なかったようですが、私が行った時には、日本語での解説もされており、大変興味深い展示でした。一通り見終わったあと、3階にあるカフェに向かいました。
店内利用だとかなり並ぶので、テイクアウトをして外で食べることにしました。テイクアウトの場合は列に並ばず、注文カウンターに向かい、ピシメとブラックティーを注文します。
ピシメは揚げパンのようなもので、ほんのり甘くておいしいお菓子です。お箸を渡されたのがじわじわきますが、お箸の国の人たちには食べやすい感じです。
日本館
この日に予約が取れていた日本館。木でできた建物と看板、いろいろなものが日本的な雰囲気で作られていて、それでいて新しい感じなのがとてもよい外観です。
グループがまとまって見学に向かうようなイメージです。植物由来のプラスティックの話は聞いたことがあったけれど、実際に目にすることが初めてだったので、ワクワクしました。パビリオン内にいくつか置いてあったスツールがその植物由来のプラスティックでできたもので、館内で大きな3Dプリンターで制作されていました。
写真だとベッコウ飴のようですが、椅子の高さは40センチ近くある立派なものです。これ色合いも美しくて、欲しいなと思いましたが販売はされていないようです。(高級そう)
植物由来は、詳しくは藻類のようで、日本館とコラボしたキティちゃんが藻類に変身している姿も見ることができます。かわいい。
小さな植物の藻が、こんなにも人々に力になっていることを知らなかったので、とても勉強になりました。日本館のコンセプトは「いのちと、いのちの、あいだに」ということで、さまざまな生物たちの循環がわかりやすく展示されています。万博で発生した生ゴミをバイオガス発電に使ったり、日本の科学技術もしっかり学べるパビリオンなので、ぜひ予約をとって見に行って欲しいです。(朝11時くらいまでと夜7時半以降は並んだら入れるようです)
アフリカンダイニングホール PANAF
日本館で満足しまくって、空腹になったので夕食に向かいます。一度は行こうと思っていたアフリカンダイニングホール PANAFに行くと、混雑していないので、早速カウンターで注文しに行きます。注文したのは、マフェセット。
ドリンクはハイビスカスのお花のジュース。マフェは、牛肉のスパイス煮込み料理。スパイスといっても辛くなくて、香りが良くておいしい。サラダのドレッシングも日本では食べない感じのスパイスが使われてておいしい。
向かいに座っていた知らないお二人も同じものを食べていて、「おいしいおいしい」と呟きながら食べていました。本当においしくて、近所にマフェを出すお店があったら通うレベルです。ただ、量が多くて、テーブル上に「食品ロスへの対策」みたいな紙が置いてあるので、ちょっと頑張ってみたものの、ちょっと無理だったので残しちゃいました。バイオガス発電に使われて欲しいです!
ご飯を食べたので、少し早い20時過ぎに帰ることにします。また翌日も万博です!