大阪・関西万博に行って来ました!Day3

3日目は平日の月曜日。空いていると信じて東ゲートに向かいます。10時過ぎに入場完了しました。

Canada Pavilion

カナダ館

この日は、11時30分に予約が入っているので、1時間ほどで見学できる東ゲートから近いカナダ館に向かいます。10時過ぎの時点で、60分待ちと言われ、平日なのに…となりますが、並びます。おおよそ時間通りに60分待って入場です。

カナダ館では、タブレットを渡され、AR技術を使ってカナダのあれこれを知ることができます。館内は氷河を模した白い物体がいくつかあり、それに向かってタブレットを向けると人や動物、街などが現れます。

Cities appearing in AR

こういった映像を見ながら、カナダの文化や歴史を学べるというもの。知らない人同士で「ここの方が見やすいかも!」みたいな会話が生まれるのも、このパビリオンの特徴ではないでしょうか。ARを使った技術ではなかなか面白いと感じました。

Canadian landscape

タブレット返却後に現れるカナダの風景。これは探索しに行きたくなりますね。

オランダパビリオン

カナダでじっくり見すぎて、オランダパビリオンまで走るハメになります。

The Netherlands Pavilion

世界的にはネーデルランドに変更になったのに、日本はオランダのままでいいんだよとされているので、オランダパビリオンとして展示されています。オランダパビリオンは、11時までは人数限定で自由入場(並べば入れる)、11時以降は予約のみのパビリオンです。

パビリオンに入るとオーブと呼ばれる白いボールを渡されます。そのオーブを壁に当てるなどすると色が変わり、解説を聞き、オランダのあれこれを学ぶというパビリオンです。

Three-colored Orb

オランダは、ずっと水と共存していたのだと思っていたのですが、以前は水と闘い、排除しようとしていた歴史があることを知りました。今は水と共存し、クリーンエネルギーを生成しているとのこと。少し薄暗く、展示が見にくい場所もありましたが、とても学びのあるパビリオンで良かったです。

オランダパビリオンのショップについて

5月26日時点の状況ですが、オランダパビリオンのショップでは、ミッフィは絶滅していました。デルフト陶器のミッフィをはじめとする小物も絶滅していました。ミッフィのぬいぐるみは夏頃に再販かも?というざっくりしたもの。デルフト陶器は、時折入荷するようで、私が行った翌日に購入できたというのをXで見かけて衝撃を受けるなどしました。

ショップ内に併設されているカフェですが、こちらもニシンが絶滅し、オランダ人漁師さんから新鮮なニシンが送られてくるのを待っているといった記載がメニューにありました。今、釣ってるんだね、と大阪人っぽい話をしているのが笑えますが、ニシンが食べられなくて残念でした。

スペインパビリオン

話題のイタリア館に並ぼうかと思いながら、目に入ったスペイン館の列の進み具合の速さに惹かれ、スペイン館に並びます。3階分くらいの階段を登るような形でパビリオンに入っていくのですが、確か20分くらいしか並んでません。

Spain Pavilion

スペインパビリオンは、スペインと日本との歴史的な繋がりからお話が始まります。黒潮に乗って進んだ船が難破し、海女さんや村人たちに助けられたということが現在も話継がれているとのこと。トルコもそうですが、昔のお話をいつまでも覚えていてくれるのってうれしいですよね。

また、現在の技術的な話も展示されており、藻類の研究も進んでいるとのことで、こちらも日本との繋がりを感じるものでした。後半は、スペインの明るい雰囲気を出すエリアになっていて、映像を見ているだけで楽しくなりました。

Last exhibition in the Spanish Pavilion

なお、スペインの展示終了後にはショップとカフェ(バー?)があります。カフェは持ち帰りNGなので、その場で飲んだりつまんだりする必要があります。ショップは、今回の万博モティーフのグッズのほか、ワインやオリーブオイルが販売されています。私はオリーブオイルを買って帰りました。今日、パンにつけて食べましたが、オリーブオイルってこんなに香りがするんだ!と驚きながら、美味しく食べました(油だから注意したい)。

インド館

インド館がなかなかオープンせず、皆さんが「今日のインド館」などと進捗状況をSNSで共有されていて、楽しく見守っていました。私がいく前に無事にオープンしていたので、スペイン館のご近所ということもあり、並んでみます。こちらも20分ほどで入場しました。

Bharat Pavilion

インドはバラートと呼ぶようになったのですが、まだ周知されている感じはなく、インド館と呼ばれています。インド館も、伝統的な置物や民芸品などの展示から、鉄道や月面探査機といった現代の技術までさまざまなものが展示されていました。

ちょうど私が行った時、多目的ホールでダンスが行われていたので、少し見学をしてきました。

Indian Dance

ただのダンスではなく、物語性のあるダンスで、写真でも後の4人の女性が笑っていますが、これも前に出ている女性を少し冷やかすような演技をしているもの。言葉がなくてもストーリーがなんとなくわかる、バレエのような感じでとても楽しかったです。

インド館も色々イベントをしているようなので、チャンスがあれば色々見学してみてください。

イタリア・バチカンパビリオン

さて…今回の万博に来たのはイタリア館のため。大屋根リングの下に並ぶと、約3時間待ちと言われます。

Italy Pavilion

曇り空で暑くもない日だったので、座ったり、お水を飲んだり、ゲームをしたり、Twitterしたりしながら、2時間ちょっとで入場できました。(ここ数日は本当に3〜4時間かかるようですが)

まずは映像でイタリアを知ります。イタリアは歴史もあり、美術もあり、科学技術も発展していて…古い建物から新しいものまで、またおいしいものもいっぱいの国で、旅行したいわねと思える映像を見終わると、スクリーンだと思っていたところがバーっと動き、ファルネーゼのアトラスが見えるようになります。ここからは思い思いに見たいものを見て行きましたが、アトラスのそばには、警備員がおり、近づきすぎた人には注意を促していました。アトラスの上の天井にはダビンチ設計の飛行機が展示されていたり、少しいったところでは、衛星もあり…と飛行や宇宙といった繋がりがあることがわかります。ミケランジェロの「キリストの復活」は、最近ミケランジェロ作と認定されたもの。こちらも現地に行かなければ見ることができないような石像がアトラス像と目と鼻の先に展示されていて、もうクラクラします。キリストの復活の先には、カラヴァッジョの「キリストの埋葬」があり、埋葬した後に復活じゃないのかと思いつつ、カラヴァッジョの絵の美しさに泣きそうになります。こんなに近くで見ることができるなんて、万博最高ですね。

Exhibits in the Italy Pavilion

展示の後半には、ファッションショーの映像が流れ、さまざまなブランドのドレスが並びます。こちらも数日おきに展示が入れ替わっているようで…何度も見に行きたくなる仕組みですね。ドレスの後には、ダヴィンチの直筆の書類が展示されています。(読めないけど)文字の美しさ、描かれているものの芸術性、設計図としての技術力の高さ、レオナルド・ダ・ヴィンチという人は本当に不思議な方だと思いました。

イタリア館は屋上の庭園を眺めながらクールダウンできるのですが、少し泣きながら歩いていたので、風にあたれてよかったです。

イタリア館を出た後には、レストランに並ぶ列があったので、ショップは?と思い近くにいたスタッフの方に聞いてみましたところ…「船が来ないんです。船に商品が乗っているのに、船が来なくてショップが開けなくて…いつ来るかもわからないので、案内もできず…すみません」と言われました。めっちゃイタリア!いいぞイタリア!!ちなみに、ショップがオープンしたら、展示は見なくても購入だけできるようにしてくださるとのことです。

英国パビリオン

時間的に本日最後のパビリオンは、英国パビリオンにします。60分待ちとのことで、のんびり待ちます。

The UK Pavilion

英国パビリオンは、機関車などの鉄道、電話やインターネットといった通信が英国から始まったことの話から、未来に向けた話につながっていきます。小学校高学年〜中学生にもわかりやすい内容となっていて、英国らしさある展示になっていました。

展示が終わった先にショップがありますが、たぶん展示を見なくても利用できそうです。ショップには、日本でも購入できるパディントンやピーターラビットのぬいぐるみや、英国のティーカップなどの食器、ポーチ、紅茶などが販売されていました。デパートなどで実施される英国展の方が品揃え豊かだと思いますが、今回の万博グッズもあるので、グッズ集めている人はぜひ!

あ、英国パビリオンでスタンプ押してないけど、あったのかしら??

3日目の食事

パビリオンに行く合間に食事をするのが上手くなってきました。

ランチは魯園菜館

すぐに座れると言われたので、まさかの中華料理店。レストランスタイルな店内ですが、座席を押さえ、レジに注文をしに行くフードコートスタイルでした。酢豚とごはんを注文(メニュー上、定食になっていない)。

Sweet-and-sour pork

酸っぱい!歩き疲れた私にはちょうど良い酸っぱさの酢豚で、元気が出ました。にんじんがゴロゴロしていますが、お肉も多くて満足なランチでした。

イタリア館のフードトラック

イタリア館の横に、フードトラックが2台あり、ジェラートと軽食と分かれています。軽食の方に並び、ピンサというピザの仲間のようなものを注文します。

Pinsa

写真だとサイズがわからないと思いますが、7cm四方くらいのピザです。サラミとオリーブとルッコラが乗っていて、生地もとても美味しいのですが、小さい。これで1,700円。ちょっと小さい。美味しいけどね!

ディナーは英国パビリオンレストラン

話題のレストランで、フィッシュ&チップスを食べました。大好き!

Fish & Chips

サクサクのフィッシュが最高に美味しくて、グリーンピースのソースもタルタルソースも私好みでとてもおいしかったです。これはどこのレシピなんだろう…。また食べたいです。

帰宅

20時を過ぎたので、ゲートに向かいます。ショップの列が短かったので、近鉄のオフィシャルストアで会社の人用のお土産を買いました。あんなに広いのに、人がいっぱいいて、ごちゃごちゃしていたので、入場規制も致し方ないですね。

さて、この日は、地下鉄利用ではなく、タクシーを使ってみました。もう地下鉄ではなく、JRの乗り換え駅までタクシーを使います。20時30分を過ぎて東ゲートから帰ると、夢洲駅に入場するまでに時間がかかるので、タクシーを使ってみる作戦です。

西ゲートから弁天町駅まで利用し、20分少々で4,800円。ちょっといい値段かもしれませんが、早くホテルに帰りたかったし、足もいい加減疲れていたので、タクってよかったです。

さて、明日は最終日。9時入場で予約しているので早く向かいたいと思います。