今日8月9日は「ムーミンの日」。作者のトーベ・ヤンソンの誕生日のこの日を2005年に「ムーミンの日」と定めました。
フィンランド発のキャラクターとして、日本でも人気のムーミン。
そのムーミンの美術館がフィンランドにはあります。
私は作者のトーベ・ヤンソンのファンで、ムーミンの小説と原画が好きなんです。
ムーミン美術館
ムーミン美術館は、ヘルシンキから北に約160km離れたタンペレという工業都市にあります。
ヘルシンキからタンペレまでの移動方法
ヘルシンキ中央駅から、インターシティに乗って約2時間でタンペレ駅に到着します。
インターシティは、特急電車でヘルシンキ中央駅にある券売機かチケット売り場の窓口でチケットを購入して乗ります。
券売機であれば、行き先・年齢を選択すると、その時間にもっとも近い発車時間の電車の席を出してくれます。支払いはクレジットカードのみですが、窓口よりも早くてオススメです。
インターシティは指定席なので、乗り遅れに気をつけてくださいね。
私の席のある車両の入り口付近をうろうろしていると、おじさまに「席はどこ？」と話しかけられたので、チケットを見せると席の近くまで案内してくれました。
なんて親切な人！！
と思ったら、発車後に切符のチェックにきたさっきのおじさま。。。車掌さんだったようです。
タンペレからのアクセス
2時間ほどでタンペレ駅へ到着します。
ムーミン美術館は、2016年まではタンペレ駅の西側に「ムーミン谷博物館」としてありましたが、2017年6月に移転して「ムーミン美術館」として再オープンしたものです。
以前のムーミン谷博物館は、徒歩15分くらいで住宅地の方だったのですが、今度のムーミン美術館はショッピングモールもあるわかりやすい場所で徒歩10分程度です。
駅から数メートルおきに、案内板も出ているので迷うことはないと思います。
タンペレホールの壁一面には、ムーミンが大きく展示されています。
タンペレホールに入館
タンペレホールに入ると左手側に、ムーミン美術館のミュージアムショップ、その隣がミュージアムショップのお会計とチケット売り場、インフォメーションが一緒になっているカウンターがあります。
チケットは€12で、バーコード付きのチケットを手渡されます。
ムーミン美術館へ
チケットを持ってムーミン美術館入り口へ向かうと、バーコードリーダーがあるので、チケットのバーコード部分を読み取らせて入館します。
ここからは撮影はできません。
中に入ると、スタッフから注意事項と観覧の流れ、ガイドブックについて説明されます。
ガイドブックは、入って左手側の本棚に絵本のようなしっかりした本が入ってます。もちろん日本語の本もあります。
ただ、各展示物の横にはタブレット端末で日本語ガイドもしっかりあるため、ここで借りて持ち歩かなくてもいいかな？と思います。
展示物は、「それからどうなるの？」展として、ムーミン本12作品の原画や物語のあらすじを知ることができます。
それと、トーベのパートナーのトゥーリッキ・ピエティラの作ったムーミンの立体模型も30点ほど展示されています。全て解説がついていて、その一部の模型にはその物語部分に該当するお話が朗読してもらえます。(機械のボタン押してね！)
個人的に気に入ったのは、トーベとトゥーリッキが寄贈した「細々コレクション」。
スケッチや立体模型製作の際に使われた素材が色々あって、かわいいし、アイデアがスゴイ！
それと、地下にあるムーミン屋敷の模型もスゴイ！物語のムーミン屋敷とは違いますが、5階建ての秘密の雰囲気たっぷりのお屋敷が見れます。
2メートルくらいあるので、脚立に登って見たかった…。
一通り見終わってから、ガイドブックを改めて読みました。
うん、持ち歩かなくても、最後にしっかり読むくらいでいいよって言うくらい、タブレット端末の解説はステキです。
以前より、現地の人も多く、もちろん相変わらず日本人もいっぱいきてますが、子供向け感が強くなってます。展示物も低めでした。
2時間ほど楽しんで、外に出たところにムーミン達と撮影ができるスペースがあります。
ムーミン美術館の郵便消印
ムーミン美術館内にあるポストに郵便物を投函すると、ムーミン美術館の消印を押してくれるのですが、以前のムーミン谷博物館のときの消印とはデザインとは違うとのこと。
これは欲しい…と言うことで、ハガキを買って、レジで切手も売ってくれるので、そこで自分宛に出しておきました。
フィンランドから日本へは3〜4日ほどで届きます。
ムーミン美術館の消印はこんな感じです。かわいい。
切手もムーミンだったら良かったのですが、ムーミン美術館では売り切れでした。
ムーミンの切手が良ければ、先に郵便局に寄って買ってきてくださいね。
ちなみに以前のムーミン谷博物館時代の消印はこちら。こっちも良かったでしょ？
ムーミン美術館の外にもムーミン！
ムーミン美術館の外に出ると、外壁にもムーミンがいました。
以前のムーミン谷博物館のミュージアムショップ前にいた銅像も、こちらへ移転しています。
握手されまくり、頭も撫でられまくりのようで、一部だけテカテカしてますね。
今後の展覧会は…
時期により、テーマが変わる展覧会になるそうです。
自分が行くときの展覧会のテーマは、公式サイトでご確認くださいね。
ムーミン美術館の公式サイトも日本語表示もあるので、安心ですね。
この後、少しタンペレの街を散策した後、ヘルシンキへ戻りました。
※この記事は、過去に投稿したものを再編集し、新たに投稿した記事です。
