ホテルに荷物を預け、香林坊から歩いてすぐのところにある武家屋敷通りへ向かいます。
武家屋敷通り
昔ながらの土塀が続く通りがあると聞いて、まずそちらを観光することにしました。
観光案内用の案内板もたくさんありますし、迷うこともなく、説明もいっぱい書かれていますので、何だろう?と思えば読めばある程度理解できるので、この辺りの観光客への対応はすばらしいなと思いました。
武家屋敷通りは、このような石畳の道路になっています。
かつては加賀藩の中級武士だけが住むことが許された地域で、観光客も多く訪れるのですが、現在はほとんどが一般家庭の住宅地だそうです。
土塀の通りも良かったのですが、普通の道も落ち着いた色の壁を使ったりして、いい雰囲気の街でした。
武家屋敷跡 野村家
いい雰囲気の通りを歩きながら、まず向かったのは武家屋敷跡と庭園を一般公開している「武家屋敷跡 野村家」です。
野村家は、前田利家の直臣として従った野村伝兵衛信貞の家系で、明治4年に廃藩まで続いた由緒あるお家だそうです。
野村家の見学について
開館時間は、8:30からで、4月〜9月は17:30まで、10月〜3月までは16:30までです。
休館日は、12月26日・27日です。
入場料は、大人550円・高校生400円・小中生250円です。
公式サイトはこちらから。
屋敷跡
玄関を入るとまず目に入って来るのが甲冑です。鎧好きにはたまらないようで、興奮気味に写真を撮りまくっている方がいました。
私の写真はピンボケです。
屋敷跡には、「上段の間」「謁見の間」などが再現されています。
お屋敷内は外光だけだったため、写真は見辛いだけなので撮っていません。
さほど広くはないものの、襖の絵や屏風など見所はとても多く、またそれぞれの説明もしっかりあるので、見応えはあると思います。
謁見の間から先には、展示資料館「鬼川文庫」があります。
資料室には野村家伝来の刀剣や前田家などからの書状が展示されています。
このような小判の展示もありました。
天保銭(天保通宝)は、各地で造幣(=偽金)されて数多く存在しているお金としても有名ですね。
濡れ縁と庭園
当時の庭を一部残しつつ、手を加えられた庭園だそうです。
金沢城普請の際に木材の運搬に使われた金沢最古の大野庄用水が、この庭にも引かれ、曲水としているのだそうです。
この縁側を歩いて行った先に2階への階段があります。
2階には茶室があり、お抹茶がいただけるとのことでしたが、お客さんが多かったため、その奥のお部屋に行き、お庭を眺めてきました。
この日は気温も少し高めだったため、庭園の涼しげな景色がとても癒しになりました。
こちらへの滞在時間は30分程度。お抹茶をいただくなどすれば、もう少し時間はかかるでしょうね。