草津温泉の湯畑と西の河原公園を歩く

2019年6月上旬に草津温泉に旅をしてきました。草津温泉といえば、そこら中から温泉が湧いているすごい街です。どこに行っても硫化水素の匂いがして、「温泉きたー」って気分になるのもいいですよね。

私は初めての草津温泉だったので、初めてらしい草津温泉の観光地巡りをしてきました。

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草津温泉 湯畑

バスターミナルから、徒歩4分。草津温泉街の中心に位置するのが湯畑です。徒歩4分ですが、急な坂なので気をつけて歩いてくださいね。

冒頭の写真の風景、見たことありますよね。毎分4000リットルの温泉が湧き出て、いつもザーザー流れ出ているこの風景は圧巻です。

そして、このエメラルドグリーンな湯の色も最高です。

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湯畑の目的は、湯畑源泉の温度が50℃を越えるため、冷ますために木樋に温泉を通しているそうです。また、ここで「湯の花」を年に3回採取しているんだとか。おみやげ物屋さんでも販売されていますね。

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木樋を通ってるのに、各温泉施設にたどり着いても50℃を超えているなんて、どんだけ熱い湯が湧き続けているのかと驚きますよね。

標高高めなのでちょっと寒い

草津温泉は標高が高いところに位置しています。東京から行くと夏でも涼しく過ごせるんだとか。

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6月は日中は長袖一枚で大丈夫ですが、朝晩はちょっと寒く感じますね。夕方から夜にかけてうろうろしていたのですが、ちょっと寒くなってしまったので、足湯に入ったら心地よくて出れなくなりました。

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湯畑周辺には足湯が2ヶ所あります。私が居座ったのは、冒頭の滝のようにお湯が流れているところの近くにある足湯です。標高の碑がある近くにも足湯がありますが、こちらの方がいつも混雑していたイメージです。

夜は湯畑ライトアップが美しい

なぜ夜までウロウロしていたのか。それは湯畑ライトアップを見たかったからです。

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滑走路みたいなライトがあるところは木樋のところですね。熱乃湯の前のあたりでは、青紫の照明が当てられています。

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幻想的な湯畑が楽しむことができます。お天気の良い日は、上着片手に夜の湯畑を散歩してみてはいかがでしょう?

熱乃湯の「湯もみと踊りショー」

湯畑のすぐそばにある熱乃湯(ねつのゆ)では、あの湯もみガールが湯もみをするところを見ることができます。

湯もみとは…

草津温泉の源泉は50℃以上と熱く、そのままでは入ることができません。水を入れては温泉の成分が薄まる…そこで六尺板をお湯の中に入れてもみ、温度を下げていたとのことです。

現在、湯もみをしているところを見ることができるのは、観光施設となった熱乃湯です。現在の建物は2015年に大正ロマン風に建て替えられています。

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公演時間と料金

公演時間は、午前は9:30、10:00、10:30、午後は15:30、16:00、16:30の計6回です。毎日公演をしていますが、年に数日メンテナンスがある日はお休みとのこと。公演のある日は、午前9時からチケットが販売されます。

料金は、大人600円、小学生300円です。大人は公式サイトで50円割引があるので、スマホに表示させてチケット売り場へ行きましょう。

www.kusatsu-onsen.ne.jp

公演は、毎回20分ほど行われています。20分の間に、踊り・湯もみガールズによる湯もみ実演、お客さん参加の湯もみ体験などがあります。

踊りと湯もみショー

私が観に行ったのは、平日の午前9:30の回です。8時45分頃、熱乃湯の前に行ったところ結構人が並んでいたため、そのまま私も並び、9時になったと同時にチケット販売が始まります。チケット購入後、そのまま中に入りショーまでの時間を待ちました。

私が座ったのは2階席。湯もみ体験をしたい人は1階にいた方が良いかもしれません。

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上から見るとこんな感じで10名は湯もみを体験できます。

9:30になると司会の女性が出てきて、踊りから始まります。踊りの後に、湯もみガールズが登場します。

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ガールズの基準がよくわからなくなりますが、湯もみガールズのみなさんです。湯を長い板でもみもみしてくれます。動画も撮ってみました。

こんなにゆったりともんでも、湯温は下がらないでしょう…と思って見てました。かなり気の長い人の温度の下げ方ですよね。この後、お客さんの湯もみ体験が行われ、最後にまた湯もみガールズの湯もみが行われます。

これなら湯温は下がりそうですね。せっかちな私はこうやって温度をガンガン下げたいと思いました。

20分ほどのショーですが、湯もみだけでなく、湯もみ唄と呼ばれる民謡やそれに合わせた踊りも見ることができてあっという間でした。

西の河原公園

西の河原公園は、湯畑から西に1kmほど離れたところにある温泉が湧き出ている公園です。この公園には、露天風呂やビジターセンターもあります(行ってない)。

アクセス

湯畑から歩くこと14分。坂道もあるので、もうちょっとかかる人もいるかもしれませんね。

道中、土産物屋さん、ガラス細工屋さんもあるので、立ち寄りながら歩くとなかなか公園に行き着きません。

温泉饅頭屋には気をつけろ!

特に温泉饅頭を売っているお店には要注意です。できたてホカホカのお饅頭を手渡してきます。お饅頭を手に取ると、今度は湯飲みに入ったお茶を渡されます。お行儀の悪い立ち食いです。

私はちょっと離れたところから、その危険地帯を見かけたので、お店の人がこちらから目を離した隙に通り過ぎました。もちろん、声をかけられます「一つ食べて行って!」って。

帰り際にも「さっき食べなかったんだから今度は食べて行ってよ!味を知ってよー!」って声をかけられました。よく覚えてるなー。笑

別に食べて行ってもいいんですが、温泉饅頭ってちょっと量が多いんですよね。一つの大きさもですが、箱買いが主なのでちょっと量が多くて、どこの温泉地に行ってもお饅頭は避けています。

もちろん、できたてのホカホカなので美味しいんだと思いますよ。うっかり食べてしまって買わなきゃ…ってならなきゃ、ここは危険地帯ではないんでしょうけれど。

西の河原公園に到着

誘惑に負けずに西の河原公園にたどり着くと、川が流れています。硫化水素の匂いをさせながら、けっこうな勢いで水が流れていますが、これは温泉です。

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エメラルドグリーンの綺麗な川ですよね。温泉だけど。足湯ができるところもありました。

そして胸像があります。

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ドイツ人医師のベルツ博士と共同研究者のスクリバ博士です。彼らによって、草津温泉の素晴らしさと環境が世界に広められました。

この胸像がある先に、ビジターセンターがあるのですが、夕方訪れたため、閉館しており訪問できませんでした。草津温泉の歴史や自然を知るにはビジターセンターってとてもいいんですけどね。

そして、ビジターセンターよりももっと奥には、西の河原露天風呂があります。大変広い露天風呂だと聞いています。

草津温泉の観光時の必需品

観光するときにはカメラは必需品かもしれませんが、それより必要なのはタオル(と濡れたタオルを入れる袋)です。足湯が大変多く、歩いている途中に見つけると「ちょっと温まっていこうかな」って思い入ってしまいます。タオルがあれば、気軽に入れますよね。

あと、草津温泉には共同浴場がいくつかあり、観光客も利用可能な浴場が3箇所あります。こちらに立ち寄る場合もタオルがあれば入れますもんね。

タオルはフェイスタオルが最適かと思います。何度か足湯や共同浴場に入るのであれば、しっかりめのタオルの方がいいですね。忘れずにタオルと濡れたタオルを入れられる袋を持ち歩きましょうね。

草津温泉ってずっと硫化水素の匂いがしてて、散策中もとてもいい気分になりました。ホント、いい温泉地ですねー。