現在、森アーツセンターギャラリーで開催中の「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」を観てきました。トーベ・ヤンソンの原画好きなので、とても楽しみにしていました。
ムーミン展 THE ART AND THE STORY
この展覧会では、フィンランド タンペレにある「ムーミン美術館」からムーミンの小説のスケッチや原画、政治風刺雑誌の「GARM」の表紙や挿絵が約500点もやってくるのです。
2014年には、トーベ・ヤンソンの生誕100年とのことで「トーベ・ヤンソン展」が開催されていましたが、この時はムーミンだけでなく、油絵など画家としてのトーベを多く観ることができる展覧会でした。この時も「GARM」の表紙や挿絵もたくさんきていましたね。なので、今回は「ムーミン」に特化しているので、ムーミン好きの方も楽しめる展覧会になっていると思います。
展覧会概要
会名 | ムーミン展 THE ART AND THE STORY |
会期 | 2019年4月9日(火)~6月16日(日) 会期中無休 |
開館時間 | 10:00〜20:00 ※火曜日は17:00まで ※入館は閉館の30分前まで |
会場 |
森アーツセンターギャラリー |
チケットは
チケットは、一般:1,800円、高校生・中学生:1,400円、4歳〜小学生:800円です。
チケットは森アーツセンターギャラリーで購入できますが、オンラインでもチケットを購入しておくこともできます。まだ企画チケットも購入可能なので、興味がある方は是非。
ムーミン展を鑑賞して
今回のムーミン展は、タンペレのムーミン美術館について、ムーミンの小説の表紙や挿絵の原画やスケッチ、GARMの表紙や挿絵、トーベ来日時のお話や浮世絵とトーベの絵の比較など、多岐にわたる展示でした。
タンペレのムーミン美術館は、2017年に移転しリニューアルしました。その紹介でしたね。ちなみに、私は2017年にムーミン美術館に行きました。原画見たさに!その時の様子は以下の記事をご覧くださいね。
今回の展覧会は、ムーミンの小説の表紙や挿絵の原画やスケッチが多く展示されていました。ムーミンといえば、アニメを思い浮かべる方が多いかと思いますが、始まりは児童文学小説としてもムーミンでした。児童文学といえど、内容は日本人にはちょっと刺激的だったり、アニメしか知らないと衝撃を受ける内容もあるんですよね。そんなムーミンの小説の原画がたっぷりと楽しめました。もちろん、タンペレのムーミン美術館で観てきたものもいくつかありましたが、初めて観るものも多くて心ときめきました。
トーベ・ヤンソンは、日本に2度来ています。その際に、書いたイラストなども展示されています。ホテルのレターセットに書いているのも日常っぽさが出ていていいんですよねー。日本のホテルも気に入ってくれてお礼のお手紙なんかも展示されていました。あとは、アニメのムーミンのイベントに出たときの写真やプライベートの観光写真なども、トーベがとても楽しそうでホントに良い写真でした。
後半では、浮世絵をトーベの原画の比較がありました。トーベにも浮世絵に影響を受けていたんですね。だから日本人に人気なのかな?とかちょっと思いました。
展覧会終了後のエリアでは、撮影ポイントがあります。
かわええ。
ミュージアムショップで買ったものは…
ミュージアムショップでは、今回の展覧会だけで購入できるもの、タンペレのムーミン美術館のショップで売っているものなど、ちょっとここで買っておこうかしらって思えるグッズが多い感じです。
今回私が購入したものは、図録とポチ袋、ナプキンとガチャで手に入るマグカップです。
ガチャには、マグカップ4種、お皿4種があるのですが、マグカップ2種しかゲットならず。皿は出てこなかったよね。
Cafe THE SUNのコラボメニュー
同じフロアにあるCafe THE SUNでは、「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」のコラボメニューが登場しています。
こちらがメニュー。反射してて見づらいけれど。
スナフキンバーガーも面白いけれど、ちびのミイのイチゴミルクドリンクに乗っているいちごとベビーカステラがすごくないですか?ちゃんとミイに見える!
私は、おやつに入ったので「ムーミンFikaセット」を注文。上段はこんな感じ。
下段にはパンオショコラやクロワッサンと一緒にメレンゲのニョロニョロがいます。
上段にいるムーミン一家の絵も食べれます。素材はなんだかわかりませんが、すぐ溶けちゃうお菓子でした。味は…味を求めるなら、他のカフェがおすすめです!
ムーミンの小説を読んでからぜひ行ってみて!
今回のムーミン展はアニメしか知らない人は、アニメと原画との違いに衝撃を受けているようでした。原画と小説、どちらも全力で作ったトーベを知るためにも小説を読んだことがない方は、ちょっと読んでみてはどうでしょう?
私のオススメは「たのしいムーミン一家」でしょうか。飛行オニが魔法の帽子を落としたり、トフスラン・ビフスランのルビーが出てきたり、怖がられているモランが出てきたりとアニメでも描かれたものなので、読みやすいのではないでしょうか。
長編小説はちょっと…という方は、短編がまとまったムーミンの小説もあります。こちらは、考えさせられるお話が多いのですが、グッと心を持っていかれる内容が多いです。ムーミン一家というより、脇役のキャラのお話が主なものですが、どんなキャラが周囲にいるんだよということも理解できる小説です。
また、今回の「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」を観に行って、本が欲しい!となった場合は、セットになっているものをオススメします。
私の好きなトーベ・ヤンソンの原画が盛りだくさんの今回のムーミン展。これからフィンランドに旅をしようという方にもオススメの展覧会でした。きっとタンペレにも行きたくなると思いますよ!