「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」のプレミアムナイト鑑賞会に行ってきた

現在、東京都美術館で開催中の「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」を鑑賞してきました。夜、学芸員の方にミニレクチャーをしてもらえるプレミアムナイト鑑賞です。

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ムンク展ー共鳴する魂の叫び

最初からネタバレ的に書くとすれば、鑑賞し終わった後に「共鳴する魂の叫び」がものすごくしっくりくる展覧会でした。

ムンク=叫び、程度の認識だったので、もともと行くつもりはなかったのですが、公式サイトでちらりと見かけた絵が、もしかしたら好きな絵かも?と思い、前売り券を買っていました。

展覧会概要

会名 ムンク展ー共鳴する魂の叫び
会期 2018年10月27日(土)~2019年1月20日(日)
休室日 月曜日、12月25日(火)、1月1日(火・祝)、15日(火)
※ただし、11月26日(月)、12月10日(月)、24日(月・休)、1月14日(月・祝)は開室
開室時間

9:30~17:30
※金曜日、11月1日(木)、11月3日(土)は午後8時まで
(入室は閉室の30分前まで)

会場 東京都美術館 企画展示室

チケット購入方法

観覧料は、一般:1,600円、大学生・専門学校生:1,300円、高校生:800円、65歳以上:1,000円です。

チケットは東京都美術館内でも購入できますが、日時によってはチケット購入だけで10分以上かかることもあるようなので、美術館に着く前に購入しておくと良いでしょう。JR上野駅を利用するのであれば、改札内にミュージアム・チケット売り場がありますので、そちらで購入すると良いです。

一番のおすすめは、東京都美術館の展覧会の場合はオンラインチケットです。手数料が無料なのが一番のおすすめポイント。スマホの画面を見せるか、自宅でプリントした紙を持っていけばOKなのです。

www.e-tix.jp

おすすめチケットは「プレミアムナイト鑑賞券」

今回、私がムンク展で利用したチケットは、プレミアムナイト鑑賞券です。これは、展覧会によって異なりますが、以下の特典付きで4,800円です。

  • 学芸員のミニレクチャー付き
  • 図録+αのお土産付き
  • 音声ガイドが無料

図録はちょっといいお値段がするので、図録付きチケットなのはとてもお買い得ですね。また、プレミアムナイト鑑賞会は、定員が決まっており、ゆったりと鑑賞できるのが本当に良いポイントです。人気の画家の展覧会は、ものすごく混雑していて、気に入った絵もすぐに離れないといけないような気がしますが、ゆったり観れるということは、いつでも戻って好きな絵を何度も好きなだけ観れるということです。

日程が決まっているので、都合が合えばプレミアム鑑賞会はとても良いチケットだと思います。

チケット名 ムンク展―共鳴する魂の叫び  プレミアムナイト鑑賞券~冬の星月夜~
日程 11/8(木)、11/26(月)、12/11(火)
時間 18:00~20:30(最終入場20:00)
ミニレクチャー 1)18:00~18:15(17:45 受付開始)
2)18:40~18:55(18:25 受付開始)
3)19:20~19:35(19:05 受付開始)
会場:東京都美術館 講堂

残念なことに、プレミアムナイト鑑賞券は完売してしまったとのことですが、今後の東京都美術館での展覧会でも用意されるチケットなので、興味のある方はちょっと頭に入れて、購入を検討してみてください。

ムンク展を鑑賞して

ムンクの名前は、エドヴァルド・ムンクです。ムンクの出身地のノルウェーでは、国民的画家で、特に「叫び」は世界的に有名な絵画です。

その「叫び」が来日で、そのほかのムンクの作品も約100点展示されるとのことで、関心を持ちました。実のところ、ムンクの作品を見たことが(多分)ないので、じっくり鑑賞したいと思い、プレミアムナイト鑑賞会を利用しました。

ミニレクチャーでは、簡単なムンクの生い立ちや女性観、死生観などを聞くことができ、鑑賞前の事前学習としては、とても良いものでした。ミニレクチャーは1回目の18時からのだったため、終わってから会場に行き、しっかり2時間鑑賞することもできました。

会場では、定員が決まっているため、混雑することなく一つの作品をじっくりと見ることができました。さすがに「叫び」の前だけは若干の混雑はありましたが、基本的にはゆっくりと鑑賞できました。

私が気に入った作品は、ムンクの自室から描いたと言われる「星月夜」です。ドキドキしてしまうほど、好きな作品でした。それから「マドンナ」も美しかったですね。ネガティブな絵が多く感じましたが、やさぐれる感じではなく、共感できる何かが感じられるような絵が多かったと思います。

それから、ムンクはセルフィー(自撮り)を多く残しており、そのセルフィーを元に描いた自画像も大変多かったのが印象的です。今でこそ「セルフィー(自撮り)」なんて普通のことですが、100年ほど前に活躍した画家が自撮りしていたなんて、驚きですよね。とても新しいものに関心を持ち、新しい画法で絵を描いている人だったことがわかります。

ムンクについて詳しい方は必要ないかもしれませんが、音声ガイドにもムンクの重要なエピソードが入っていましたので、こちらも鑑賞する際の理解にとても役に立ちました。これから鑑賞される方はぜひ音声ガイドもお聞きください。ナレーションは声優の方、エピソード解説はテレビ朝日のアナウンサーなので、聴きやすく大変よかったですよ。

展覧会終了後のエリアでは、撮影ポイントがあります。

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プレミアムナイト鑑賞会のお土産は…

お土産は、図録と大きなポストカードでした。

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図録の表紙は「叫び」版。その他、表紙には「マドンナ」「太陽」があります。

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「叫び」のポストカードはちょっと大きめ。額に入れて飾ろうと思ってます。

よく知らないし、どうしようかな?と思っていたムンク展でしたが、心にグッとくる絵が多く、鑑賞して良かったと思います。

混雑情報はTwitterで

ムンク展は混雑していることもあるようです。土日などは、かなり並んでいるとか。混雑状況はTwitterで、公式アカウントがつぶやいています。

twitter.com

また、グッズショップはかなりの行列になっているようなので、購入したいものがある方は、ショップで選ぶ〜買う時間も考慮が必要です。(ショップだけの利用はできません)

でも、「叫び」だけでなく、ムンクの作品だけを展示する展覧会は、しばらくないと思います。少しでも興味がある方はぜひ!行ってみてくださいね。