2月中旬、長野県に旅行をしました。宿泊は別所温泉です。別所温泉には、上田電鉄別所線に乗って行きますが、2019年の台風19号の影響で、上田駅〜城下駅の間にかかる橋梁が壊れてしまいました。2020年2月中旬時点の状況を書き残しておきましょう。
上田電鉄上田駅
上田駅は、JR線としなの鉄道と上田電鉄が乗り入れています。大雑把にいうと、上田駅の1階がJR線、2階にしなの鉄道と上田電鉄がある感じです。上田駅は、お城口と温泉口とあるのですが、お城口側にある観光案内所の前を通り、階段やエスカレーターを使い2階へ向かいます。
2階に上がってすぐにあるのしなの鉄道の入口を通り過ぎ、右手側に上田電鉄の入口があります。
入口を数メートル入ったところに券売機がありますので、ここで通常通りに切符を購入します。券売機より先に改札があるのですが、現在上田駅からは電車は出ていませんので、入れなくなっています。
上田電鉄別所線の詳しい情報、時刻表などは、公式サイトで確認ができます。
代行バスで城下駅へ
上田駅から次の城下駅までは代行バスで移動になりますので、温泉口側にあるバスターミナルへ向かいます。代行バス乗り場は、バス乗り場の一番奥にあります。
路線バスが、上田駅〜城下駅間の輸送をしてくれます。バスでは切符を見せたりの必要はありません。
定刻通りにバスは発車して、城下駅へ向かいます。途中、千曲川をバスで通過します。堤防がブルーシートで覆われ、赤い橋梁が途中で途切れているのをみることができます。
いったん、全ての赤い橋を外して、架け替えるという話です。堤防もしっかり作り直さないといけないでしょうしね。2021年春ごろの運行再開を目指しているとのことです。しかし、普段はこんなに水量が少ないんですね。
代行バスで10分ほどで、次の城下駅へ到着します。そこから電車に乗り換えです。かわいい絵が描かれた電車が待っていました。
城下駅から別所温泉へ
城下駅から別所温泉駅までは、約25分です。長閑な風景を眺めていたら、15分くらい眠ってしまいました。もったいない。
私が利用したのは平日だったため、人も少なくぼんやりと乗っていましたが、土日など大学生のボランティアガイドさんが乗って、沿線観光ガイドをしてくれるそうです。別所温泉の近くで観光を予定している人は、車内ガイドさんがいる電車に合わせて移動してはいかがでしょうか?
たまたま私が長野旅行中に、この学生ボランティアガイドさんのニュースをしていて、袴を着た学生さんが一所懸命ガイドをしていて、微笑ましく思いました。機会がありましたら、じっくり聞いてみてくださいね。
別所温泉へ到着
電車に揺られること25分ほどで、別所温泉に到着します。めっちゃレトロな駅名標です。
電車が到着するとレトロな駅舎から、和装制服(袴姿)の駅長さんが出てきて、切符の回収をします。(写真なし)
別所温泉の足湯へ
13時すぎに到着して、別所温泉の周辺を散策しようかと思ったのですが、平日の木曜日に行ったら、土産物屋さんや飲食店も閉まっているところ多かったのです(だから、ランチは上田駅で済ませてきた)。温泉街のようなところも、開いてそうなんだけど、御近所さんの井戸端会議場のようになっていて入りづらく…やはりこういったところは土日の方が巡りやすいですね。
寺社仏閣を少し回ってお参りをした後は、温泉に入りに行くことにします。ただ、今夜は温泉宿に宿泊するし、お風呂につかるのはどうしようかな?と思ったため、足湯に入りに行くことにしました。
足湯「ななくり」
別所温泉には、無料の足湯が2ヶ所あります。足湯「ななくり」と足湯「大湯薬師の湯」ですが、足湯「大湯薬師の湯」は12月〜3月まで休業しているため、2月は利用できません。そのため、足湯「ななくり」へ向かいます。
別所温泉駅から北へ徒歩7分程度でしょうか。北向観音のしたにある駐車場の近くにあります。
大きな看板が出ているので、すぐにわかると思います。足湯はこんな感じで、8人が座って入ることができます。
私が行った時は誰もいなかったので、足湯独り占めです。(平日万歳)お湯は透明で、硫黄くさいと言われる匂いがする温泉です。なんとなく、湯の花が浮いているのがわかりますでしょうか?
別所温泉は、単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)で、源泉は51度ほど。ここの足湯は42度まで下げているとの記載がありましたが、42度も感じないくらいちょうど良い温度でした。
ちょっと時間ができたら、足湯ななくりで疲れを取ってきてくださいね。
別所温泉の外湯めぐり
私は利用しませんでしたが、別所温泉では3ヶ所の共同浴場があります。いずれも150円で利用できるので、宿泊をしない人などは外湯めぐりをしてみるのもいいですね。
足湯で温まった後はもう少し散策をしてから、宿へ向かうことにします。