別所温泉の南條旅館でお腹いっぱいになる

2月中旬、長野県に旅行をしました。宿泊は別所温泉の南條旅館さん。別所温泉のお湯は大変良いのはわかっているので、食事もおいしいと嬉しいなと思いながら向かいます。

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別所温泉 南條旅館

足湯 ななくりで全身が温まるまで足湯に浸かってから、南條旅館へ向かいます。適当に歩いても何となくたどり着く感じで、ななくりから5分少々で旅館が見えてきました。

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ウェルカムドリンクはリンゴジュースを

15時ちょうどくらいにチェックインに向かいます。フロントで名前を伝えると、ロビーのソファを勧められ、ウェルカムドリンクをいただきます。リンゴジュースと何かを選べたのですが、リンゴジュースに興奮して何と選択可能だったか忘れました。

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ジュースを飲みながら、宿帳を書きます。

お部屋は広い和室

お部屋まで館内の案内をしていただきましたが、エレベーターを使うものの、階段が多い印象です。いくつかある建物を繋いでいる、古い旅館なんだと思います。足の悪い方は、ちょっと心配な宿です。元気な人には問題ありません。行き先などもしっかり書かれているので、迷子の心配も少ないと思います。

お風呂の近くのお部屋に案内していただきます。お部屋は10畳の和室でした。8畳のお部屋からあるのですが、平日でお客さんが少なかったからか、少し広いお部屋でした。

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広縁もあり、ここに冷蔵庫と鏡台が置いてありました。いい感じに苔むした岩がいっぱいあって、読書をするのにちょうど良い雰囲気でした。

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お部屋についてから、お宿の方に浴衣のサイズの確認がありました。Sサイズがいいと伝えると、すぐに用意をしてくださいました。

食事の際に部屋を空けている間にお布団の上げ下げをするとのことで、朝食後にゴロゴロするのが難しいのねということがわかります。

お風呂は源泉掛け流し

別所温泉は、日本武尊に発見された言われるとても古くから利用されている温泉です。清少納言の「枕草子」に出てくる一説「湯は七久里の湯、有馬の湯、玉造の湯」の「七久里」がここ別所温泉のことでは?と言われていたりとホントに歴史のある温泉なんですね。(足湯がななくりなのはコレが由縁)

さて南條旅館のお風呂には、渡り廊下を渡って向かいます。こちらは夜の写真ですが、外です。この日は暖かい日でしたが、冬は寒そうだなぁと思いながらお風呂に向かいました。

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脱衣所

女性用のお風呂の脱衣所はこんな感じで棚があります。各部屋にカゴバッグがあるので、タオルなどはそれに入れてくるので、籠はありませんでした。

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洗面所はこんな感じです。ドライヤー は3つで、あまり大きくないのでロングの人は乾くのにちょっと時間がかかりますね。

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あと、脱衣所にある特筆すべきものは、これでしょうか。

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ここは赤ちゃんから入浴が可能な温泉で、赤ちゃん用のおむつだけでなく、お風呂グッズも揃っていました。赤ちゃん連れだとなかなか温泉でゆっくりするのが難しいですが、一緒に入れるといいですよね。

お風呂

内湯はこんな感じです。

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左側にお湯が大量に出続けています。

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とてもキレイに掃除されているのですが、ちょっと床が滑ります。温泉だから仕方ありませんが、ちょっとドキドキします。

露天風呂は、こじんまりしています。冬なので、おそらく38度くらいの温度になっていて、ダラダラといつまでも浸かっていられる温度で最高でした。

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内湯も41度くらいでしょうか、ゆっくりと浸かっていられる温度で、出たり入ったり、内湯と露天で十分に楽しみました。チェックアウト直後、夕食前、夕食後、朝食前(寝起き)に入りましたが、平日だけあって、他にお客さんに出会うこともありませんでした。

別所温泉は飲泉もできる!

あまり飲泉の経験はないのですが、ここ別所温泉は飲める温泉でした。

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注意事項として、夕食後〜就寝前は避けることだそうです。良い飲み方は、食前30分〜1時間前の空腹の時にコップ1杯程度を飲むことだそうです。1日に200mL〜1,000mLがオススメの量とのことですが、飲んでみると非常に重い水なので、そんなに量は飲めませんでした。ミネラルウォーターのコントレックスより、重い感じのする水です。

チェックイン後のお風呂上がりに飲んでみてはいかがでしょう?

夕食は標準コース

夕食は、18時と19時スタートから選べます。ネット予約の際に選択をしていたのですが、電話や旅行会社で予約した場合は、チェックイン時に聞かれるようです。また、チェックイン時に夕食の際の1杯目を予約しておくことができます。私は飲酒ができませんので、信州りんごサイダーを注文しておきました。

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夕食の標準コースは、「冬の七苦離コース」でした。宿泊プランによっては、信州牛が選べたりとあるようですが、あまり食べられないので、今回は標準コースを選択しました。

食前酒は梅酒。そして郷土のおつまみの蕎麦チップス。(そばのアレルギーの有無を聞かれます)

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前菜である「七苦離籠盛り」です。上の左側から、「刺身湯葉」「蒸し鶏胡麻和え」、中央左から「黒豆」「いか明太子」「上田産みどり大根餅」、下の左から「信田巻き」「蜂の子チーズ」。

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全て優しい味付けで美味しかったです。とくに、蜂の子チーズは初蜂の子でしたが、おいしかったです。ちょっと塩っぱくて、香ばしい感じでしたね。

吸い物はあさりの土瓶蒸し。きのこも盛り沢山です。

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「信州のカルパッチョ」で信州サーモンとカンパチを。

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七種コロッケは、半分食べた後に出汁をかけてお茶漬け風に食べてねと言われます。お出しと揚げ物も合うのね。美味しかったです。

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地鶏の特製鍋焼きは、デミグラスソースと信州味噌ソースの味つけでした。トマトが熱くなるから気をつけてと言われます。

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この後、ごはんとお味噌汁なのですが、この鍋のソースはそのままにしておいてねと言われます。

食事の係の人が、ごはんと一緒にチーズを持ってきてくれて、デミグラスと信州味噌のソースの中にごはんとチーズを投入してくれます。リゾット風おじやですね。チーズが溶けたら食べごろとのことで、ハフハフしながらいただきます。

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もちろん、白ごはんがいい人はそのままの食事でもいいのです。ごはんはコシヒカリでツヤツヤのものがくるので、がんばって食べます。お漬物が美味しかったなぁ。

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季節のデザートは、杏仁豆腐の上に煮リンゴが乗ったものでした。

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ちょっとごはんを食べ過ぎた感じがしますがとても美味しかったです。

ロビーで食後のコーヒーが飲めるとのことでしたが、お腹がいっぱいすぎ一滴も飲めそうになかったので、お部屋に戻ります。みなさん、ロビーに向かわれていたようですので、お腹に余裕のある方は是非。

健康朝ごはん

朝食は、7時30分・8時から選択可能でした。夕食時にどうしますか?と聞かれますので、7時半からお願いをしました。混雑している場合は、8時30分も選択が可能なようでした。

朝食は「南條旅館の健康朝ごはん」という名で、薬膳粥が各テーブルに用意されています。

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優しい味で、朝ごはんはこれだけで十分だと思ってしまいます。(全部食べるけど)

お粥を食べながら、温泉卵などのおかずも食べます。

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こんにゃくのお刺身にサラダ。ドレッシングはにんじんドレッシングでした。

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湯豆腐も体が温まり良かったです。

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もちろん、おかゆだけでなくて普通のごはんとお味噌汁もあります。

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信州のお味噌汁は本当に美味しいですよね。

夕食だけでなく、朝食もおいしくてお腹いっぱいになりました。朝も食後のコーヒーをロビーで出してもらえるのですが、お腹の余裕がなく、部屋に戻ります。

この日は行ってみたい場所にダッシュで向かいたいので、ちょっと早めにチェックアウトをすることにしました。食後のコーヒーを飲まず、チェックアウトします。

南條旅館さんは、料理もおいしく、お風呂も良くてまた行きたいと思う旅館でした。

ちなみに、別所温泉の街中にはコンビニなどはありません。お水やビールなどは自動販売機がありますが、スナックや飲み慣れた飲料などは、上田駅などで購入してくることをおすすめされています。

お風呂上がりにはウォーターサーバーのお水もありますし、飲泉もできるので、たくさんの飲料は必要ないとは思いますが、別所温泉にお泊まりの場合は、ご留意ください。