2月中旬、長野県に旅行をしました。別所温泉で温泉を堪能した後は、ダッシュで上田駅→長野駅→スノーモンキーパークへ向かいます。
地獄谷野猿公苑
温泉に浸かるおサルさんの写真を見たことがある人も多いと思います。その温泉サルには、長野県で会えるのです。
温泉サルに会えるのは、地獄谷野猿公苑という名前で、海外の方にはスノーモンキーパークと呼ばれ人気の観光地になっています。
地獄谷野猿公苑も2019年の台風19号によって、遊歩道が土砂崩れや倒木の被害が出たり、サルが入る温泉の源泉にも被害が出たりしたようですが、みなさんの頑張りで2019年内に復旧の作業は終えられています。その間、サルもあまり来なかったりと大変だったようですが、寒い時期になり、ようやくほぼ毎日サルに会える状況となったようです。
地獄谷野猿公苑への行き方
さて私は別所温泉にいますので、まずは上田駅へ行きます。8時半前に南條旅館のチェックアウトをして、別所温泉駅へ向かいます。上田市はあまり雪も降らないし、寒さも弱いと宿の方はおっしゃっていましたが、さすがに朝はちょっと寒いですね。
別所温泉駅から上田駅へ
別所線の別所温泉駅を8:46発の上田駅行きへ乗ります。別所温泉に来た時と反対方面ですが、城下駅で代行バスに乗って、上田駅へ向かいます。上田駅から別所温泉駅までの行き方は、こちらの記事をご確認くださいね。
上田駅から長野駅へ
上田駅から長野駅には新幹線を使えば11分ですが、11分にしてはちょっとお値段が高いので、普通列車に乗ります。
上田駅から長野駅に向かうのに使う電車は、しなの鉄道です。上田駅の上田電鉄の入り口よりJR寄りにしなの鉄道の入り口があります。
切符を購入して、ホームに降ります。ちなみに、しなの鉄道もICカードは使えませんので、切符を購入しましょう。
9:33の長野行きの快速電車に乗れたので、40分弱で長野駅に着くことになります。
長野駅でスノーモンキーパークへの行き方を教えてもらう
長野駅に10:10に到着します。しなの鉄道に乗ったのに、JRの駅に着くという不思議な気分になりますが、JRの改札から外に出ます。
地獄谷野猿公苑に行くには、高速バスがあるという話は聞いたものの、詳しいことがわからないので、目についたJRの中にある長野市観光情報センターに向かいます。カウンターで「地獄谷野猿公苑に行きたいです」と伝えると、いくつかの行き方を教えてもらい、お得なチケットがあることも教えてもらいました。
SNOW MONKEY PASSを買いに行く
地獄谷野猿公苑に行く高速バスでも、電車+路線バスでもどちらの乗り物にも乗れて、地獄谷野猿公苑の入苑券もついて、3,800円で購入できます。しかも2日間有効なので、長野駅で購入して、湯田中温泉や渋温泉で宿泊して、野猿公苑に行って帰るってこともできるわけです。
というわけで、JRから長野電鉄の窓口までSNOW MONKEY PASSを購入しに向かいます。ちょっとわかりにくいので、長野市観光情報センターで行き方が書かれた用紙をもらいます。センターは、JR長野駅の2階にあるので善光寺口に向かう右側のエスカレーターを降りて、長野電鉄へ向かうエスカレーターで地下におります。
エスカレーターで地下に降りたら、左に向かいます。
長野電鉄の改札の手前にある券売機の横に係員のいる窓口があります。下の写真だと棚で隠れてるあたりが、係員のいる窓口です。
窓口でSNOW MONKEY PASSを購入したいと伝え、購入します。PASSは英語表記ですが、日本人も利用可能です。
その時に高速バスの乗り場も一緒に教えてもらいます。
長野駅から高速バスでスノーモンキーパークへ
長野駅の東口に高速バスの乗り場があります。乗り場は23番。
観光センターの方に、多い時は乗れないので20分ほど前に並んだ方が良いですよと言われたので、大人しくちょっと前に行って並びます。日本人も外国人もキレイに並んでいると、5分ほど前に高速バスが到着します。
11:05発の高速バスに乗って、スノーモンキーパーク(停留所名)に向かいます。高速バスにのって、約50分で到着します。外の風景を見ていましたが、長野って雪深いイメージでしたが、暖冬すぎる今年は雪が少なかったです。
定刻通り12時前にスノーモンキーパークの停留所に到着します。ここから、約40分歩くことになります。
徒歩で40分
駐車場から地獄谷野猿公苑の入場口まで、遊歩道を40分ほど歩いて行きます。山道です。雪道です。雪の少ない年とはいえ、雪は少し積もっていて、みんなが踏み固めて、カチカチのビチャビチャの道です。
例年はもっと雪が積もっていて、簡易タイプのアイゼンを使うことを勧められています。今年も雪道に慣れていない人は使った方がいいです。こけたら汚いもん。
私は、簡易アイゼンを持って行っていたので、これをスニーカーにつけて歩きましたが、滑ることなく、登れました。滑らないように神経を使って歩くと、足もすごく痛くなりますので、こういったアイゼンは用意した方が良いと思います。
あとは、もう少ししっかりした簡易アイゼンを使っている方もいらっしゃいました。
片道40分も山道を歩くことを考えて、しっかり用意をして向かってくださいね。
地獄谷野猿公苑に到着
遊歩道を40分ほど歩くと、階段が見えてきます。階段を登った先が地獄谷野猿公苑です。公苑外でもサルはウロウロしていますので、サルが見たいだけの人はここだけでも満足できるかもしれませんね。
入場口で、SNOW MONKEY PASSを見せると入れます。通常の入苑料は800円ですね。
入苑後、少し歩いて猿の群れがいるところまで向かいます。よく見るおサルが入っている温泉がこちらです。
誰もいないわね。
おサルさんは、通路や山にいて、ヒトが近くにいても気にせずウロウロしています。通路でじっとしているおサルさん。
集まっている親子サル。
雪の上に落ちている餌を食べるサルさん。
温泉の縁で並ぶサルさん。
サルはたくさん見ることができますが、残念ながら温泉に浸かるサルは見ることができませんでした。温泉に浸かるサルはいるものの、2割くらいのサルしか入らないとのことです。おまけに今年は暖冬のため、温泉に入るサル自体が少ないようでした。この日も山なのに10度近くあったので、温泉に入る必要がなかったようですね。
今年ももう3月になり、大雪になる予定もなさそうですので…これから行っても見れないかもしれませんね。(コロナウイルスの影響もあり、お客さんが少なくて、サルがとても見やすいとは思います!)
来冬以降に行こうと思っている方は、是非、雪の状況を見つつ、しっかりとした雪装備を用意して遊びに行ってくださいね。
長野駅に帰ろう
簡易アイゼンをつけて、サクサク下山したのですが、目の前で高速バスに行かれてしまったので、駐車場近くのカフェでアップルパイを食べながら時間を潰します。
高速バスは2時間待つので、路線バス経由で長野駅へ向かうことにします。14:56発の路線バスに乗り、湯田中駅へ向かいます。途中、渋温泉を通ります。今度は渋温泉に泊まろうと思いました。
湯田中駅の写真を撮ったつもりが、なかったのでそのまま電車に乗ったことにします。長野駅行きの特急電車にも、SNOW MONKEY PASSで乗れます。15:34発の電車に乗り、長野駅に向かいます。
途中の景色がキレイで良かったですねー。全然雪がありませんが、遠くの山が少しだけ白くてキレイでした。
50分ほど電車に乗って、長野駅に到着します。
16:22に長野駅に到着します。コインロッカーの荷物を取り、お土産を買いあさり、帰りの新幹線のチケットを買い、早めの夕食を摂ることにします。
サルを追いかけてたら、お昼ごはん食べ忘れましたからね。
長野県 長寿食堂で夕食を
長野駅にあるMIDORI長野内にある「長野県 長寿食堂」で夕食を摂りました。
長野県の長寿食を一汁三菜の定食と野菜ビュッフェが人気だそうです。私は、信州のめぐみ定食と野菜ビュッフェを注文します。野菜ビュッフェは入り口付近に並んでいる野菜を好きなだけ取ってきます。
野菜を食べていたら、定食も提供されます。豚肉の信州味噌漬けみたいな名前のメニューでした。ごはんは少なめにしたのに、お櫃の中のごはんはだいぶ多い感じ。
豚肉もおいしかったですが、具沢山のお味噌汁がとてもおいしかったです。いっぱい歩いたので、甘いものも注文しても良かったかなと思いつつ、新幹線に乗って帰ります。
ちょっと大急ぎの旅行になりましたが、これで長野旅行は終わりです。温泉も堪能できたし、おサルさんもいっぱい見れて良かったです。
台風19号の影響で、まだ復旧できていないところが多いようですが、行くことで少しでも支援になればと思い、今回旅行しました。私が行った時もそうだったのですが、新型コロナウイルスの影響により、海外からも国内も旅行者が減ってしまい、大変なことになっていますね。新型コロナウイルスの影響は、長野県だけではないのですが、早く落ち着くことを願っております。