MAJA HOTEL KYOTO(マヤホテルキョウト)の宿泊とCAFE AALTOの朝食と。

東京オリンピックも開催されるし、行きたい美術展もあるし、ということでコロナ禍ではあるものの、京都にちらっと行ってきました。京都行きの前は、出勤せずテレワークを3週間続け、外出もスーパーくらいと人と接しないことを徹底してから向かいました。

今回宿泊したホテルは、フィンランドのプロダクトデザイナー、ハッリ・コスキネンがデザインしたカプセルホテル「MAJA HOTEL KYOTO(マヤ ホテル キョウト)」です。京都観光では、ひたすら観光に勤しみ、宿泊先は寝るだけということが多いので、カプセルホテルでもいいのではないかと思ったので、こちらを選択しました。フィンランドが好きという理由もあるんですけどね。

MAJA HOTEL KYOTO

MAJA HOTEL KYOTOは京都市中京区にあります。最も近い最寄駅は烏丸小池駅で、錦市場にも5分ちょっと歩けば着く、とても観光に便利な場所にあります。

お部屋とプラン

MAJA HOTEL KYOTOはカプセルホテルです。カプセルホテルなので、寝るだけのベットしかないし、施錠ができないという特徴があります。

MAJA HOTEL KYOTOでは部屋のことを、フィンランド語で小屋を意味するHutと呼びます。そして、 Hutは2タイプあり、ベッドだけがあるSleep-in Hutとサイドテーブルが入る少しベッドサイドにスペースがあるWalk-in Hutがあります。私は、狭いのが嫌いなので、Walk-in Hutを選択します。

そして、朝食も選択可能です。朝食なし、朝食付きが選択できます。2階のフロント横に宿泊者用のラウンジがあるのですが、そちらで朝食がとれる「Loungeモーニングプレート付きプラン」と1階のCAFE AALTOで朝食がとれる「CAFE AALTO朝食付きプラン」があります。私の主な目的はCAFE AALTOの利用なので(!)、「CAFE AALTO朝食付きプラン」を選択します。

また、MAJA HOTEL KYOTOでは、Marimekkoでオリジナルポーチを作成していて、「Marimekkoオリジナルポーチ付き宿泊プラン」という素敵なプランもあります。もちろん私は、ポーチもゲットします。

その他、京料理の『木乃婦』による京懐石仕出し料理がラウンジで楽しめる夕食付きのプランなどもあるので、関心あるプランを組み合わせて楽しむことができる素敵なホテルです。

木がいっぱいの入り口

MAJA HOTEL KYOTOは、フィンランドのデザイナーがデザインしたホテルのため、木がふんだんに使われています。入り口も木が多く使われており、フィンランドであり、京都でありという感じのデザインです。

MAJA HOTEL KYOTO入り口の写真

入り口には手水もあります。

MAJA HOTEL KYOTOの前にある手水

フロントは2階にあります

入り口を入るとすぐにあるのは、CAFE AALTOというフィンランドでも人気のカフェ「CAFE AALTO」の2号店として京都にオープンしました。カフェの店員さんに声をかけられますが、ホテルにと伝えるとエレベーターの場所を教えてもらえました。

荷物の預かりも可能です

MAJA HOTEL KYOTOは、宿泊者の荷物は、チェックイン当日は12時から預かりが可能、チェックアウト後は16時まで預かってもらえます。

私はチェックイン前に荷物を預けましたが、「今日予約してます」というと特に色々聞かれることなく、荷物札を渡されて、預かってもらえました。予約客が多いともう少し色々聞かれるのかもしれませんね。

チェックインは16時〜24時、チェックアウトは10時まで

MAJA HOTEL KYOTOのチェックイン時間は16時〜24時までで、チェックアウトは10時までにということが標準時間です。プランによっては、チェックアウトの時間が違うようですね。ちなみに、2階のフロント横にはみんなが集えて、コーヒーや紅茶が飲めるラウンジがあるのですが、チェックアウト後にそのラウンジを1時間1100円で利用することができます。急な仕事になっても安心ですね!(嫌)

Hutもかわいい

私が宿泊したのは3階にあるWalk-in Hutです。エレベーターで3階に向かい、チェックイン時にもらうカードキーで3階の入り口のロックを解除します。3階に入ると左右で男女エリアが別れている感じになっていて、右寄りは女性専用エリアです。しかし、別に扉や柵があるわけではないので、気になる人は4階の女性だけのフロアを選びましょう(Sleep-in Hutしかないですが)。

それぞれのフロアには、トイレと洗面台があり、車椅子用のトイレもついているところがポイント高いですね。

こちらが各Hutへ向かう通路です。もうこれだけでかわいい。

MAJA HOTEL KYOTOの内部通路

私が泊まったHutはこんな感じ。

Walk-in Hutの中

ミネラルウォーターが1本無料でついています。ベッドの上にはナイトウェアがあり、左のハンガー部分にある黒いバッグにはタオルが入っています。ちなみに、歯ブラシやシャワーキャップなどはフロントでもらえます。

見てわかる通り、歩くスペースがあるといっても大きなスーツケースを広げるのは、ベッドの上になりそうですね。私はボストンバッグで移動していたので、スペースは気になりませんでしたが、大きな荷物の人は少し気になるかもしれませんね。(通路でスーツケースを広げる人もいそうですね)

コンセントは3口、USBソケットは2口ついているので、充電などには十分だと思います。

なお、カプセルホテルなので、音などを出すことができません。このため、目覚ましには照明を使うことがお願いされています。コンセントの右にあるのが照明調整のものと、目覚まし用の照明です。指定した時間になるとHut内が明るくなるものです。…私、明るいところでも寝れる人なので、起きませんでした(笑)。私はちょっと遅れて自然に起き、チェックアウトにも余裕がある時間だったのでよかったのですが、朝から予定がある時は照明で起きるタイプは不安だと思うので、バイブレーションで起こしてくれる、例えばアクティブトラッカーなどを利用した方が安心だと思います。

そうそう、Marimekkoオリジナルポーチは、チェックイン時にもらえました。かわいい、見て見て!

MAJA HOTEL KYOTO Marimekkoオリジナルポーチ

シャワールーム

シャワールームも男女兼用です。シャワールームのあるエリアには、女性専用エリアもあるので、そちらに宿泊するとシャワールームへの移動も楽ちんですね。

シャワールームへの入り口には段差があるのが残念ですが、こんな感じ。いちいちかわいい。

シャワールーム入り口

シャワールームには洗面台が並んでいて、大きなドライヤーも完備されています。

シャワールームの洗面台

左側の扉がシャワーブースです。

シャワーブース

シャワーブースの中はこんな感じで、固定式のシャワーと手持ちのシャワーとあります。シャンプー、コンディショナー、ボディーソープはついています。

シャワーブース

奥がシャワーで、手前に着替えのスペースがあるのですが、シャワーカーテンで仕切られるだけなので、下は濡れてしまいます。右側にカゴがかかっているのですが、そんなに大きくないので、荷物は最小限で入った方が良いと思います。例えば、Hut内でナイトウェアに着替えて、シャワールームに来るとかね。

バスタブ付きシャワーブース

バスタブ付きシャワーブースもあります。男女1つずつ。私はこちらを利用しました。女性用の扉はこんな感じ。

バスタブ付きシャワーブースの扉

そして中は、一般家庭のお風呂の感じです。

バスタブ

こちらは、先ほどの扉とバスタブの間に脱衣所があり、バスタブ側にも扉があるので、濡れない脱衣所です。お湯の出が良いので、湯船にはすぐに湯がたまります。

ちなみに、フロントで入浴剤をもらえるので、もらってくるといいですね。観光で疲れた体には湯船に浸かれるのは最高ですよね。

コイン式洗濯乾燥機

長旅などの場合、お洗濯ができるとありがたいですよね。ドラム式の洗濯乾燥機が2台置いてありました。

コイン式洗濯乾燥機

CAFE AALTO

私は、CAFE AALTO朝食付きプランだったので、朝食は1階にあるCAFE AALTOで食べます。朝食券を渡すと、席に案内してもらいメニューを見せてもらいます。

なお、現在朝食開始、CAFE AALTOのオープン時間が9時からです。以前は7時からだったようですが、このご時世のせいか現在は9時からです。朝早くから動きたい人にはやや遅い時間ですので、ご留意ください。

メニューの写真を撮るのを忘れましたが、宿泊者の朝食は「オープンサンドと飲み物」「クロワッサンのサンドイッチと飲み物」「サーモンスープと飲み物」「シナモンロールと飲み物」などのセットから1つ選ぶものでした。

私は「サーモンスープと飲み物」を選び、シナモンロールを単品注文をしました。(単品注文分は別料金)

店内の雰囲気

天井も高く、広くて素敵な雰囲気の店内です。照明はフィンランドのヘルシンキにあるCAFE AALTOと同じタイプのものだとか。飾られている写真は、ヘルシンキのCAFE AALTOの店内風景のものがほとんど。一度行ったことがありますが、また行きたいなとこのご時世なのでしみじみ思いました。 

CAFE AALTO店内

私が座ったテーブルはこんな感じ。外は和のテイストです。

CAFE AALTOのテーブル

サーモンスープ

注文から5分程度でサーモンスープ(バゲット付き)と飲み物のアイスコーヒーが提供されます。シナモンロールはまだきません。

CAFE AALTOのサーモンスープ

サーモンがゴロゴロ入っていて、ディルもふんだんに使われていて良い香り。そうか、サーモンは大きくいっぱい入れるのが美味しいサーモンスープの基本なのだね(家で作るときサーモンをけちってた)。ひさびさに食べるサーモンスープ、大変おいしかったです。日本で提供されるスープにしては、量が多かったのもポイント高いです。

シナモンロール

シナモンロールは私のスープを食べる速さを見ながら、温めてくれたようです。食べ終わったころにシナモンロールがきました。

CAFE AALTOのシナモンロール

わかりますか?このシナモンロールの大きさ。ヘルシンキCAFE AALTOではシナモンロールを食べていないのでわかりませんが、同じサイズで提供しているとのこと。ナイフとフォークが出てくるシナモンロールは初めてです。というか、ヘルシンキで食べたことあるシナモンロールはこんなに大きくないので、CAFE AALTOのシナモンロールがすごく大きいのです。

お味は、フィンランドのシナモンロールです。シナモンだけでなく、カルダモンの香りも強く感じてとてもおいしい。甘すぎないのもフィンランドのシナモンロールの特徴ですね。また、食べにいきたいです。

最後にMAJA HOTEL KYOTOの新型コロナウイルス対策について

本記事は、まだまだ新型コロナウイルスが猛威を奮っている2021年7月時点での宿泊記です。高齢者のワクチン接種は進んできているものの、まだ接種者は少なく普通の観光ができる状況ではないです。

入館にあたり、アルコール消毒、検温など一般的な行動が必要です。また、宿泊施設側も予約できる人を半分に制限していたり、消毒を実施していたり、空気清浄機をたくさん置いていたりと色々と対策をしてくれています。

基本的な対策である、マスクをする、他人との距離をしっかりとる、大きな声でしゃべったりしない、外から帰ってきたら手をしっかり洗うなどをすれば、(変異株は脅威であるものの)感染はしにくいものと考え、注意しながらの宿泊でした。

MAJA HOTEL KYOTOは基本的にはチェックイン、チェックアウト以外でスタッフと接触する必要のない作りになっていますし、宿泊客も少なくて人と接触機会もありませんでした(というか、私が宿泊した日は私、ひとりだった可能性もある)。カプセルホテルより、今は普通のホテルの方が宿泊しやすいのかもしれませんが、こんな時期だからこそ雰囲気の良い、木がたくさんで居心地のよいMAJA HOTEL KYOTOをおすすめしたい気分です。

MAJA HOTEL KYOTOだけでなく、宿泊施設はとても大変苦しい時期だと思います。新型コロナが落ち着いたら、また落ち着いた旅ができることを願いつつ、宿泊記を終えようと思います。