2019年6月上旬に草津温泉に行ってきました。草津温泉には、観光客が入浴できる温泉は、旅館などの温泉、日帰り温泉の有料の温泉の他に、共同浴場があります。
草津温泉の共同浴場
草津温泉の共同浴場は、なんと19カ所もあるんです。しかし、観光客も入浴可能な共同浴場は3カ所です。
- 地蔵の湯
- 白旗の湯
- 千代の湯
草津温泉の共同浴場は、原則として地元の方の生活のために設置されているお風呂です。地元の方々が管理しているものですが、上記の3カ所のみ観光客も無料で利用することができますので、ルールを守っていいお湯をいただきましょう。
また、他の共同浴場は観光客の利用は想定されていません。
地蔵の湯
バスターミナルからは歩いて4分。ものすごい坂を下りながら向かいます。
坂を下りてたどり着いたのが、地蔵の湯。源泉が目に入ります。
この手前には、地蔵の湯を使った足湯があります。入浴をする時間のない方は、足湯を楽しむのもいいですね。
地蔵源泉を見て、右手側に地蔵の湯があります。
右側にあるのれんの奥に男湯、そのさらに左奥に女湯があります。手前の建物は時間湯のためのお風呂。
地蔵の湯は、少し広めの共同浴場で、ロッカーなどはありません。靴を脱いで持って入り、棚の下に靴は置きます。この棚は、浴場内に設置されていて、仕切りなどはありません。荷物を眺めながら入浴できるので、盗難などはさほど神経質にならなくても良いのではないでしょうか。(貴重品に気をつけることは当たり前ですが)
浴場内には洗面器と蛇口がありますが、いわゆる洗い場はありません。お風呂に浸かりにくるための施設と考えましょう。洗面器でしっかりとしっかりと(大事なことなので二回言います)かけ湯をします。
地蔵の湯は、やや白濁しており、湯の花がとても多い湯でした。ややピリッとした感じはあるものの、入っているうちに肌に馴染んでくるお湯です。数分浸かり、少し上がって冷まし、また数分浸かり…で3回は入れないくらい濃い温泉です。
私が入りにきた時間帯は、地元の方と観光客の方と半々くらい6名が入浴していました。入れても8名くらいの湯船でした。
白旗の湯
白旗の湯は、バスターミナルから歩いて3分ほど、湯畑のすぐ近くにある共同浴場です。湯もみショーが行われている熱乃湯のお隣に位置します。
白旗源泉はこんな感じ。
源泉を覗き込むとフツフツとお湯が湧き出ているのが見えます。(泡、見えますか?)
白旗源泉の右手側に共同浴場の白旗の湯があります。
こちらは女湯の入り口。ここは入り口を入って靴を脱ぎ、靴は棚に入れます。
中に入ると扉はないものの脱衣所になっていて、棚があります。この日は誰もいないタイミングがあったので写真を撮ってみました。
写真の右手に浴場があります。地蔵の湯と比べると棚は見えにくいので、貴重品は持ち込まない、もしくは注意しておく必要がある造りになっています。
白旗の湯は、源頼朝が発見して入浴をしたと言われていて、草津温泉の中でも歴史がある温泉なんだとか。
お湯は、やや白濁して青い色です。お湯の温度は熱めでピリピリします。今回、私が入った温泉で、一番熱かった!一緒になった奥様お二人と「1分も浸かれない」と盛り上がる熱さでした。
浴槽は大きいのが一つ。木の水路からお湯が流れるようになっていました。
白旗の湯は、湯畑からも近く、一番広い共同浴場で混雑することが多いとのことでしたが、この日は私を含めて3名の観光客だけで、最終的には私だけが湯船に浸かっている状態でした。こんな広い湯船に一人っていいですよね。
千代の湯(入浴せず)
観光客が入れる共同浴場のうちの千代の湯ですが、白旗の湯から出てきた時点で、体がダルくなったため、入浴しませんでした。
千代の湯は、湯畑のすぐ近くにあります。観光客も行きやすい場所ですが、白旗の湯と比べると小さめの建物です。
時間湯を有料で体感できる浴場としても有名ですね。
草津温泉は「湯めぐり」を「してはいけない」
旅館のお風呂と共同浴場をはしごしておいてなんですが、草津温泉は昔から「湯めぐり」を「してはいけない」と戒められています。笑
これは、非常に酸度の高い湯であること、高温であることなどから湯あたりしやすいため、昔から言われているのでしょうね。
実は私も初湯あたりしまして…、3日ほどダルーい日が続きました。お湯自体はとても良く、肌の調子も良くなったんですが、とにかくダルい、眠い状態になってしまいました。
みなさんも草津温泉に行く際には、自分の体とよく相談をして入浴をしてくださいね。