海外旅行に行く時、いくら両替していこう…なんて悩むことありませんか?
そんな時は、現地ATMで気軽に下ろせるプリペイドカードが便利です。
海外プリペイドカード(トラベルプリペイドカード)って?
海外プリペイドカードは、トラベルプリペイドカードとも呼ばれ、事前にカードの口座にお金をチャージ(入金)しておき、現地のATMで現地通貨を下ろしたり、国際ブランド(VISAとかMastercardとか…)対応のお店で決済に使えたりするカードのことです。
日本から海外に行ってすぐに現金が必要になる場合も考えて、少々の現地通貨の両替は必要だと思いますが、あまり多くの現地通貨を持ち歩くことは、セキュリティ的に見ても感心できませんよね。
そこで、海外プリペイドカードの出番なんです。
海外プリペイドカードのメリットは?
思いつくままにメリットを並べると…。
- 無駄遣いをしなくてすむ
事前にチャージした金額以上に使うことができないので、無駄遣いをしません。 - 銀行口座が不要
万が一、盗難にあっても、銀行の口座のお金まで被害にあうことはありません。 - 与信審査がない
18歳未満の人も作ることができます。だから、お子さまの海外留学のために作るという方も多いようですね。 - 為替手数料がおトク
日本で銀行や両替所で両替をするより、為替手数料が安いので、損した気分になりません。 - 返済利息ゼロで現地通貨を下すことができる
クレジットカードでも現地通貨を下すことができますが、キャッシングで下ろしているので、返済利息がかかります。
海外プリペイドカードは、プリペイドカードの口座から下ろしているので、返済利息は不要です。 - 国際ブランドの加盟店でショッピングができる
海外プリペイドカードにも国際ブランドがついているので、その国際ブランドの加盟店であれば、決済に利用できます。
しかも、海外プリペイドカードの国際ブランドで決済をした場合、クレジットカードのショッピングの手数料より安い場合があります。 - 多額の現金を持ち歩く必要がない
これまでのメリットを見てわかるように、現地通貨も下ろしやすい、ショッピングでも使える、となると日本通貨も現地通貨も多額の現金を持ち歩く必要がなくなります。
万が一、盗難にあった場合もチャージした以上の金額は被害にあいませんし、すぐに止めてしまえばその時点での残高は保証してもらえることもあります(海外プリペイドカードの会社によります)。
海外プリペイドカードのデメリットは?
チャージ(入金)額が少なくて、お金が下ろせない、決済ができないという悲報が生まれる恐れがあるくらいです。
海外から日本のインターネットバンキングを使って、チャージの追加をすることも可能ですが、銀行によっては海外からの利用ができないこともあるので、ご自身が使っている銀行の状況をご確認くださいね。
あとは、カードの有効期限があるので、それをチェックした上で、海外にお出かけしましょう。
どんな海外プリペイドカードがあるの?
いくつかある海外プリペイドカードの中から、独断というか、以前私がぼんやり調べたものを4つご紹介しますね。
MoneyT Global(マネーティーグローバル)
MoneyT Global(マネーティーグローバル)は、大手旅行会社のJTBが発行している海外プリペイドカードですが、2018年8月1日よりアプラスに運営会社が変更となることが決まっています。
サービス内容の大きな変更はないと思いますが…。
入会・年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA |
チャージ手数料 | 無料 |
海外ATM引出し手数料 | VISAの当日標準決済レート×5%+ATM引出手数料(200円相当) |
24時間サポート | あり |
国内での利用 | 不可 |
MoneyT Global(マネーティーグローバル)の特徴としては、海外渡航先で「危険回避速報」がメールで送られてくることでしょうか。
海外にいると、ネットやニュースを見続けることがないため、自然災害・伝染病・治安情報を知ることが難しいですよね。
でもMoneyT Global(マネーティーグローバル)利用者であれば、速報として日本語メールが送られてくるんです。
日本でも豪雨や地震などで外国人観光客が困惑していましたが、そんなメールが送られてくれば、詳しい情報を探しやすくなるのでちょっと安心ですよね。
あとは、利用するたびに、ほぼリアルタイムで利用内容と残高がメールされます。
家計簿がわりにもなるし、何より不正利用された時にすぐに気付けますね。
NEO MONEY(ネオ マネー)
NEO MONEY(ネオ マネー)は、クレディセゾンが発行する海外プリペイドカードです。
入会・年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA・銀聯 |
チャージ手数料 | 無料 |
海外ATM引出し手数料 | Visaまたは銀聯の当日標準決済レート×4%+ATM引出手数料(200円相当) |
24時間サポート | あり |
国内での利用 | 可 |
NEO MONEY(ネオ マネー)は、国際ブランドの銀聯が使えることで、中国をはじめとするアジア圏での利用がおトクな海外プリペイドカードでしょう。
あとは、ホテル予約サイトの「アップルワールド」の取扱海外ホテルの料金が通常価格から5%OFFで予約可能なんです。
海外ホテルの利用は、ちょっと金額が大きいので5%OFFなのは嬉しい特典ですよね。
キャッシュ パスポート(Cash Passport)
キャッシュ パスポート(Cash Passport)は、Mastercardのグループ会社が発行する海外プリペイドカードです。
入会・年会費 | 無料 ※12ヶ月間利用・入金がない場合、13ヶ月目から毎月150円必要 |
国際ブランド | Mastercard |
チャージ手数料 | 無料 |
海外ATM引出し手数料 | 200円 |
24時間サポート | あり |
国内での利用 | 不可 |
キャッシュ パスポート(Cash Passport)は、日本円と8つの外貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル、ニュージランドドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル)をチャージできることが特徴ですね。
それと、申し込み時にスペアカードも発行されるので、盗難にあった時など、再発行を待たずに、暗証番号の違うスペアのカードが使えるというのも特徴の一つですね。
また、T ポイント付きのキャッシュパスポートを申し込みした場合は、海外での利用200円ごとにTポイントが1ポイント貯まります。
これから、Cash Passport(キャッシュ パスポート)を発行する人は、Tポイント付きのものを発行したほうがおトクですね。
マネパカード(Manepa Card)
マネパカード(Manepa Card)は、マネーパートナーが発行する海外プリペイドカードです。
入会・年会費 | 無料 |
国際ブランド | Mastercard |
チャージ手数料 | 無料 |
海外ATM引出し手数料 | 200円 |
24時間サポート | あり |
国内での利用 | 可 |
マネパカード(Manepa Card)は、日本円と6つの外貨(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル、香港ドル)をチャージすることができます。
為替手数料を含む各種手数料が、他の海外プリペイドカードより低いというのが、マネパカード(Manepa Card)の特徴だと思います。
あとは、Mastercard加盟店であれば、日本国内でもプリペイドカードとして利用ができます。(日本円の引き出しはできません。)
さらに、マネーパートナーズのFX口座を持っていれば、通常のマネパカードの為替レートより有利な取引為替レートで、日本円から外貨に両替してマネパカードにチャージできます。
FXに関心がある場合は、FX口座を持っていてもいいのではないでしょうか。
さて、今回は海外で使えるプリペイドカードについてまとめてみました。
現地空港ですぐに現金が下ろせないかも…という場合に備えて、海外旅行に行く前に日本で¥5,000〜¥10,000程度の両替は必要だと思いますが、基本的にあまり多くの現金は持ち歩くのは危険です。
そんな時のために、今は海外プリペイドカードというものが使い勝手良く用意されています。
ご自身にあった海外プリペイドカードを見つけて、海外旅行を楽しんできてくださいね。