日本銀行金融研究所貨幣博物館_首都圏の楽しいスポット

初めて、日本銀行金融研究所貨幣博物館に行ってきました。

Currency Museum

日本銀行金融研究所貨幣博物館って?

名前の長い博物館ですが、一般的には「貨幣博物館」と呼ばれています。
東京・日本橋の日本銀行 本店のお向かいにあるお金の博物館です。

存在は知っていたのですが、銀行だから土日はやってないだろうと勝手な思い込みで、これまで行ったことがなかったんです。
そしたら、銀行の施設なのに、土日も開館してたんですよ!(だって博物館ですもの!)

開館時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝休日は開館)、年末年始(12月29日〜1月4日)
入館料:無料
※2018年7月時点の情報です
※休館日は展示入れ替えなどで臨時休館したり、夏休み期間は開館していたりするようです

その他、細かいことは公式サイトをご覧ください。

日本銀行金融研究所貨幣博物館

貨幣博物館に入ってみた

入り口付近には、日本銀行分館と書かれています。お向かいが本店ですからね。

bank of Japan annex

入り口はこんな感じ。

Currency Museum entrance

制服を着ている方がいらっしゃいますが、お金についての展示もあるため、入館時の検査はしっかりしたものがあります。

まずは、どこから何人で来たのかを紙に記入します。
ここで、撮影禁止であること、飲食も禁止であること、携帯電話の操作を含む使用禁止であることを言われます。

続いて、手荷物のX線検査と自分の金属探知機通過があります。
空港の保安検査場と同じやつですね。 
ところで、金属探知機ってインターネットでポチーっと買えるんですね。驚きました。

検査終了後、パンフレットをもらってから、2階の展示室へ向かいます。

Currency Museum pamphleta

古代から現代までのお金にまつわる展示

展示室内では撮影はできません。
2階の展示室では、古代から現代までのお金とお金に関する絵画や道具などが展示されています。
古代のお金は、小学校で習った「和同開珎」が出てきます。
読み方は[わどうかいちん]と[わどうかいほう]のいずれかだと習いましたが、ここでは[わどうかいちん]推しでした。
それから、占いやまじないで使われていたと習った富本銭は、日本初の鋳造貨幣として展示されています。やっぱりお金だったのか!!
まだまだこれらは研究途中なので、これからまた説が変わるかもしれませんが、日銀の研究所では、このように展示されていました。
そして、せっかく日本でもお金を作るようになったのに、作らなくなって中国からの渡来銭を使うようになり、また日本で金貨・銀貨・銭貨が作られるようになった流れもしっかり学べます。(歴史で習ったことを忘れているね)

江戸時代の大判小判、金貨銀貨の展示は見所の一つです。
実は私のご先祖様は、江戸時代のお金の文字を書いた人の一人なのですが、そのお金もいくつか展示されていたのが胸熱でした。
江戸時代では、戦などの非常時の備蓄用の分銅金も展示されていたのですが、非常用なのにとても細かい加工がされていて美しかったです。

また、日本の歴代のお金が壁に展示されていましたが、戦後まもなく発行された紙幣がいまだに支払いなどに使えるということは、すごいことだなぁと思いました。
流石に、10銭紙幣などは失効していますが、板垣退助の百円紙幣などはまだ有効券ですもんね。
なぜこんなことを思ったのかというと、イギリスは今、紙製の紙幣からポリマー紙幣へ変更していますが、すでに切り替え終わった£5と£10の旧紙幣は、切り替えから1年経たずに使えなくなっています。(イングランド銀行に持っていけば交換してもらえますが、それもいずれ交換NGになるとか。)
今後も高額紙幣の切り替えが予定されていますので、手元にポンド紙幣がある方は、両替するのか記念に取っておくのか考えておいたほうが良さそうです。
偽造されないためとはいえ、この間まで使えていたお金が使えなくなるなんて、作られて70年以上たったお金が使える日本で生活している私には理解できないわ!って感じです。

その他、硬貨の素材についてや製造方法、紙幣の偽造されない仕組みや昔の偽造されたお金の展示など、面白いものがたくさんあります。

ミュージアムショップもある!

ここにはミュージアムショップもあります。
使われなくなった紙幣を裁断したものが入ったボールペンや紙幣がデザインされたタオル、紙幣がデザインされたお菓子など、数は多くありませんが、他では購入できないようなものが販売されています。
私は、切手を購入しました。(上部のデザインだけ見せてあげよう)

stamp

今、切手を買うと、なぜか紙幣デザインのあぶらとり紙ももらえます。

blotting sheet

このあぶらとり紙、あぶらを吸収すると柄が浮き出てくるんですって。

フロア自体はひとつなんですが、展示物が非常に多く、説明もたくさんあるので、2時間近くいました。
お金大好きなみなさんはもちろん、小さなお子さまでも楽しめるよう体験方式の展示もあり、子どもから大人まで楽しめる博物館だと思います。
そろそろ夏休みの自由研究のネタにも最適かと思いますし、家族で貨幣博物館に行ってみてはいかがでしょうか?


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